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コーヒーメーカー  バルミューダ ザ・ブリュー コーヒーメーカー BALMUDA The Brew K06A

バルミューダ ザ・ブリュー コーヒーメーカー BALMUDA The Brew K06A

徹底した温度制御と新機構を採用したドリップ式コーヒーメーカー

「BALMUDA The Brew」は、ミル機能を搭載しないドリップタイプのコーヒーメーカー。水タンク、ドリッパー、サーバーを備えた構造は、一般的なドリップタイプのコーヒーメーカーと同じだが、BALMUDA The Brewにはドリッパーを経由せず、サーバーに直接つながる注湯口が設けられている。この第2の注湯口を使った「バイパス注湯」と、従来のコーヒーメーカーにはないレベルの緻密な温度制御や正確なドリップを組み合わせた独自の抽出方法「Clear Brewing Method(クリア ブリューイング メソッド)」で淹れるのが本製品の特徴だ。

水を入れるタンク、コーヒー粉をセットするドリッパー、そして抽出したコーヒーを溜めるサーバーという構造は一般的なドリップ式コーヒーメーカーと変わらない

水を入れるタンク、コーヒー粉をセットするドリッパー、そして抽出したコーヒーを溜めるサーバーという構造は一般的なドリップ式コーヒーメーカーと変わらない

通常はドリッパーにお湯が降り注ぐ注湯口があるだけだが、BALMUDA The Brewにはサーバーにつながる注湯口も備えた独特な機構となっている

通常はドリッパーにお湯が降り注ぐ注湯口があるだけだが、BALMUDA The Brewにはサーバーにつながる注湯口も備えた独特な機構となっている

一般的なドリップタイプのコーヒーメーカーの抽出方法は、適温に加熱されたお湯がドリッパー(コーヒー粉)に降り注ぐ工程から始まるのに対し、BALMUDA The Brewは、まず、「バイパス注湯」でサーバーに高温のスチームを吹き込む。事前にサーバーを温め、抽出したコーヒーの温度が下がらないようにするためだ。その後、通常の注湯口からお湯が降り注ぎ、一般的なコーヒーメーカー同様に、コーヒー粉を蒸らしてからドリップ(間欠的な注湯)が行われるのだが、BALMUDA The Brewは、それぞれの工程でお湯の温度を調整しているのがポイント。お湯の温度は抽出モードや室温により異なるが、標準的な「REGULAR」モードの場合、最初のバイパス注湯のスチームは100℃、コーヒー粉を蒸らすためのお湯は93℃、そしてドリップ中は徐々にお湯の温度を下げていくプログラムとなっている。さらに、ドリップを0.2mlという少量で間欠的に細かく続けるのもこだわりだ。

「REGULAR」モードでコーヒーを抽出する工程。ドリップ時にはお湯の温度を下げていくことで、コーヒーの酸味、苦味、甘み、コクといったおいしさを引き出していくのだそう

「REGULAR」モードでコーヒーを抽出する工程。ドリップ時にはお湯の温度を下げていくことで、コーヒーの酸味、苦味、甘み、コクといったおいしさを引き出していくのだそう

また、上の図(「Clear Brewing Method」の抽出方)の最後にある「仕上げ」も、BALMUDA The Brewならではの工程。「REGULAR」モードで抽出する時にのみ実行される工程で、ドリップを止めたあとにバイパス注湯でサーバーにお湯を追加し、サーバーに溜まったコーヒーをお湯で飲みやすい濃度に調整して仕上げるのだ。バルミューダによると、抽出時間の経過にともなって雑味やエグ味が溶け出すため、最後までドリッパーを経由して抽出するとコーヒーのおいしさである香りやコクが雑味などに負けてしまうのだそう。そこで、BALMUDA The Brewの「REGULAR」モードではコーヒーを濃いめに抽出し、雑味などが出る前に抽出をストップ。最後にお湯を加えることより、力強い味わいとクリアな後味を両立したという。

抽出工程の温度にこだわるBALMUDA The Brewのサーバーは、保温性のある真空二重構造のステンレス製。サーバーをヒーターで加熱しなくていいので、抽出したコーヒーが煮詰まり、味が変化する心配もない

抽出工程の温度にこだわるBALMUDA The Brewのサーバーは、保温性のある真空二重構造のステンレス製。サーバーをヒーターで加熱しなくていいので、抽出したコーヒーが煮詰まり、味が変化する心配もない

 

「REGULAR」モードでコーヒーを淹れてみよう

さっそく、BALMUDA The Brewでコーヒーを淹れてみよう。抽出モードは「REGULAR」「STRONG」「ICED」の3つのモードが用意されているが、まずは、もっともスタンダードな「REGULAR」モードの味わいをチェックする。なお、前述のとおり、抽出では細やかな温度制御やドリップが行われるが、それはコーヒーメーカーが自動でやってくれること。人の手で行わなければならない手順は、一般的なドリップタイプのコーヒーメーカーと何ら変わらない。

ドリッパーに、ペーパーフィルターと中挽きのコーヒー粉をセット。カップ1~3杯分を1度に抽出できるので、今回は2杯分淹れてみる。2杯分に必要なコーヒー粉は20~28g(推奨)。なお、今回使用するコーヒー粉は、カルディコーヒーファーム「スペシャルブレンド」をミルしたもの。200gで価格507円(税込)なので、さほど高価なコーヒー豆というわけではない

ドリッパーに、ペーパーフィルターと中挽き〜中細挽きのコーヒー粉をセット(今回は中挽きを使用)。カップ1~3杯分を1度に抽出できるので、今回は2杯分淹れてみる。2杯分に必要なコーヒー粉は20~28g(メーカー推奨)。なお、今回使用するコーヒー粉は、カルディコーヒーファーム「スペシャルブレンド」をミルしたもの。200gで価格507円(税込)なので、さほど高価なコーヒー豆というわけではない

使用するペーパーフィルターは、BALMUDA The Brew用の「コーヒーペーパーフィルター(OPF-100)」(100枚セットで価格は660円/税込)。もちろん、市販の1~4杯用の円錐型ペーパーフィルターも使える

使用するペーパーフィルターは、BALMUDA The Brew用の「コーヒーペーパーフィルター(OPF-100)」(100枚セットで価格は660円/税込)。もちろん、市販の1~4杯用の円錐型ペーパーフィルターも使える

ちなみに、ドリッパーの形状が一般的な台形型ではなく、円錐型とされたのもポイント。豆の成分を引き出しやすく、雑味が出にくいことから円錐型を採用したとのこと。ただし、台形型より穴が大きく、お湯が通過しやすいため、お湯の注ぎ方や量の調節は難しいのだそう

ちなみに、ドリッパーの形状が一般的な台形型ではなく、円錐型とされたのもポイント。豆の成分を引き出しやすく、雑味が出にくいことから円錐型を採用したとのこと。ただし、台形型より穴が大きく、お湯が通過しやすいため、お湯の注ぎ方や量の調節は難しいのだそう

コーヒー粉をセットしたドリッパーは、本体正面から差し込み、90°スライドさせるように回してカチッと固定させる。この操作感が、実にいい。ちょっとした所作を気持ちよく行えるところにも、バルミューダのこだわりが感じられる

コーヒー粉をセットしたドリッパーは、本体正面から差し込み、90°スライドさせるように回してカチッと固定させる。この操作感が、実にいい。ちょっとした所作を気持ちよく行えるところにも、バルミューダのこだわりが感じられる

水タンクも取り外しできるので、水が入れやすい。淹れたいコーヒーの杯数に該当する目盛りどおりに、水を入れよう

水タンクも取り外しできるので、水が入れやすい。淹れたいコーヒーの杯数に該当する目盛りどおりに、水を入れよう

 

 

 

 

¥56,500