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キーボード部分
個人的にはこれが一番嬉しい!
見てください、この素直なキー配置。ある意味でUS配列やChromebookの特徴と言えそうです。
さらに嬉しいのはキーの幅。
少し見にくいかもしれませんが、キーの幅は17mmです。
ブロガーはもちろん、作業で文章入力を行う方には扱いやすい幅になっているので、このあたりは「C101PA」よりもアドバンテージがあります。
打鍵感は柔らかすぎず硬すぎず、とにかく普通の印象です。「C101PA」より気持ち押す力が弱いくらいで入力できる気がします。
トラックパッド
ここも価格の割にしっかりと作ってあるように感じます。
以前使っていた「Acer CB3-131」は名機だと思いますが、ここがスカスカでパカパカだったのが残念だったんですよね。
「C223」は、そういうところをしっかりフォローして作られているようです。ただ良くも悪くも価格なりというフツーです。
たまに話題になるトラックパッドの大きさですが…
上下幅は名刺サイズで、左右はそれよりも数ミリ広いくらいと思っていただければと思います。
これも実用的なサイズになっているので、作業効率にもそこまで影響を与えることはないと思います。
クリックもしっかり押し込めますし、やっぱりこれも普通な感じです。
パームレスト
ここもしっかりと表面加工がしてあります。
ザラザラが触ってわかるほどではありませんが、ツルツルしているわけじゃないなと感じることができますし、実際に置いてもペタつかないので実用的であると思います。
ざっくりと外観についてはこんな感じでしょうか。
では実際に操作してみた感想をつらつらまとめます。
「ASUS Chromebook 12 C223」の初見レビュー
まず取り出したとき「軽い」よりも「厚い」が第一印象。
もちろん実際に持ってみれば軽いんですけど、サイズ感の割に厚みがあるように感じたんですよね。その理由をあとから考えてみましたが、私が今使っている13.3インチの「Acer Chromebook R13」とほぼ同じ厚さだったんです。
たぶんそのせいでそのように感じたんだと思います。
また普段から「C101PA」を使っていると、もしかしたら重く感じてしまうかも。このあたりは難しいところです。
良かったところ
とは言うものの、1kgを切る重さなので持ち運びには便利だと思います。
11.6インチながらキーボードもフルサイズですし、スペック的にも日常使いであれば問題ないので良かったと思います。
USB-Cポートも2つあるし、USB3.0ポートも1つついているので、ビジネスなど作業用としても持ち運び用のサブ機としても使い勝手が良いのもポイントだと思います。
価格を考えて見れば、これくらい使えるなら十分というかむしろお得と思うくらい、良いバランスの機種だと思います。
もちろん気になったところもありましたので、ざっとまとめます。
気になったところ
一番気になったのはディスプレイです。もちろんロットや個体差があるかもしれません。
価格を考えれば致し方ないかもしれませんが、ディスプレイの色味が少し白っぽく感じます。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが…。
対応色域とアンチグレアであるということもあるんでしょうが、おそらくIPSじゃなくてTN液晶っぽい…。
ただ文章入力を行うにあたっては、そこまで気になるものでもなかったので、動画などを見ることを基準で考えている場合には、「C101PA」。それ以外で作業的な目的がメインの場合は「C223」で良いかと思います。
このあたり「Acer CB3-131」の方がIPS方式のノングレアで色味がハッキリくっきり見えていたので、正直残念に思うポイントです。
そしてやはり厚みでしょうか。せっかくいい感じにまとめてあった「C101PA」だったので、それより厚みが出てしまったというのがもったいないかなと思います。
ただ重量的には全然OKな軽さなので、しっかりとしたクラムシェルタイプと考えればそこまで気にしなくてもいいかなと思ったり。
あとは価格なりに仕方のない、普通だと感じるくらいの箇所なので割愛。
これから購入する方が気にして見てもらいたいポイントは上記のディスプレイと厚みの2つだと考えて貰えれば幸いです。
もし日本でも発売されるなら、この機種はきっと量販店やASUSショップでも展示されるはずですので、心配な方は一度見てみるのが良いかも。
もし出なければオフ会で見せてもらって決めるのも良いかも知れませんね。
「Chromebook 12 C223」と「Flip C101PA」の比較
ではざっくりとした比較について書いていきたいと思います。
まず散々話に出している、厚みの部分。
左側が「C101PA」で右側が「C223」です。閉じた状態で比べています。
結構厚みがあるんですよね。先程もちらっと書きましたが、「Acer Chromebook R13」とほぼ同じ厚みとなっています。
そしてキーボードの部分。
これはGoogだと思います。キレイな配置のままキーピッチが広がっていますし、より打ちやすくなっていると感じます。
あとはパームレストやフレーム部分に表面加工が入ったことで、ヒフに感じるペタつく感じなどが軽減されたのも良いかと思います。
では全体の大きさを比較してみます。
こうしてみると「C101PA」ってやっぱコンパクトですね。
もちろん「C223」も11.6インチなりのコンパクトさにまとまっています。
基本的な使い方の違いから、どっちを選ぶか考えるなら…
- 文字入力やキーボードを使った作業をするなら「C223」
- 動画閲覧やタブレット的な運用もしたいなら「C101PA」
ディスプレイのクオリティの問題やサイズ感、タッチスクリーンの有無、ヒンジの角度などを総合して考えると、おそらくここが両者どちらを選ぶかの決定的なポイントかと思います。
本当はどっちも実機を触れるのが一番なんですけどね。
まとめ
ということで、ざっくりと「ASUS Chromebook 12 C223」の開封とレビューをまとめてみました。
正直、呟いてしまいましたが評価が難しい端末であったと思います。その大きな理由は、尖った特性はなく本当に良くも悪くもChromebookらしいChromebookであるということ。
重さやサイズ感を基準にして考えれば、外に持ち運んでキーボードを使った作業をする人であればオススメできる1台だと思います。
しかし動画を見るサブ端末として、タブレットライクにAndroidアプリを使って何かしたいと考えている人には向いていない機種ということで間違いはないかと思います。
以前スペックだけで比較した記事をまとめていますが、この記事の結論にディスプレイのクオリティという決定打が加わる感じですかね。
ただ見方を変えてみれば、Androidアプリも必要ないし、外で作業するために軽量でキーの打ちやすいパソコン(Chromebook)が欲しいんだと思っている人、こういった理由プラスできれば価格を抑えておきたいと思う人には間違いなく最適なChromebookだと思います。
とにかくディスプレイだけに注意してもらえればいいかと思います。
あとはまだなんとも言えないポイントとして、バッテリーの問題がありますが、試しに使ってみている感じ、ブログのネタ探しや下書きをしているくらいなら7〜8時間程度は持ちそうなので、外での作業を行う方でも安心できそうです。
USB-C充電なのでモバイルバッテリーでも充電が可能なのもありがたいですし。
そしてこの機種の感じを見るに、おそらく日本でのリリースもあると思います。
毎度のことながら海外価格からおよそ1〜2万円くらいがプラスになってリリースされると思われます。
国内価格は35,000〜40,000円くらいの範囲で購入が可能になると想定できますが、それくらいの価格であれば「Chromebook 12 C223」は目的に合致するならアリじゃないでしょうか。
先日、ChromebookのCPUを比較する記事にも書いていますが、下手なWindowsPCを買うよりも快適に動くので、サブ機としてChromebookは最高の1台だと思います。
そして今回レビューしている「Chromebook 12 C223」も作業用としては軽量コンパクトかつ使い勝手の良い機種だと思いますので、学生からビジネス用途、家庭でのちょっとしたネット閲覧用にもオススメしたいと思います。
しかしながら現在米Amazon、私が購入したB&Hでも売り切れのようですので、今しばらく待つ必要がありそうですね。
追記
国内でもASUS公式ストアやAmazonなどでも販売が開始しています。