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金剛界三十七尊(こんごうかいさんじゅうしちそん)

金剛界三十七尊(こんごうかいさんじゅうしちそん)は、仏教用語であり、金剛界曼荼羅の中で成身会(じょうじんえ)と呼ばれる部分に位置する三十七の仏像の総称です。これらの仏像は、密教の金剛界(こんごうかい)信仰において重要な役割を果たしています。

以下に、金剛界三十七尊を構成する各尊の概要を示します。

  1. 四仏(しぶつ):阿閦(あちゅ)、宝生(ほうしょう)、彌陀(みだ)、不空(ふくう)の四仏が中央に配置されます。これらの仏は、大日如来(だいにちにょらい)を中心に囲む形で配置され、四方向を表します。
  2. 四波羅蜜(しばらみつ):大日如来の四辺にある宝(ほう)、業(ぎょう)、法(ほう)、金剛(こんごう)の四波羅蜜が配置されます。これらは、修行の四要素を表し、大日如来を取り巻く存在として存在します。
  3. 十六大菩薩(じゅうろくだいぼさつ):大日如来以外の四仏の四辺にある菩薩(ぼさつ)が配置されます。この部分には、菩薩の慈悲と智慧を象徴する十六の大菩薩が配されます。
  4. 八供菩薩(はっくぼさつ):嬉(き)、鬘(かつら)、歌(うた)、舞(まい)の四供養(しゅくよう)と香(こう)、華(か)、灯(とう)、塗香(とこう)の四供養が配置されます。これらの供菩薩は、修行者に対する供養の象徴となります。
  5. 四摂菩薩(ししょうぼさつ):鉤(こう)、索(さく)、鏁(しょう)、鈴(りん)の四摂菩薩が配置されます。これらの菩薩は、金剛界曼荼羅を守護し、修行者を導く役割を果たします。

大日如来の智慧を表現した「金剛界」

大日如来の智慧を表現した「金剛界」
おさえておきたい曼荼羅の基本

 

 

2020.9.28

大日如来の智慧を表現した「金剛界」<br><small>おさえておきたい曼荼羅の基本</small>

曼荼羅(まんだら)を見たことはあっても、描かれているものにどんな意味があるのか、何に使うものなのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。そんな素朴な疑問を解決していく《おさえておきたい曼荼羅の基本》。第2回は「金剛界(こんごうかい)」を解説します。

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胎蔵界と金剛界
ふたつの世界は本質的に同じ

金剛界曼荼羅は、中央の成身会をはじめ、会と呼ばれる9の区画からなる。金剛頂経の教えを表す成身会は、大日如来の智慧の世界そのものともいえる会で、単独で金剛界曼荼羅と呼ばれることもあるほど重要な会。根本会や羯磨会とも呼ばれる。

胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅は、ともに大日如来を中心として表されるが、それぞれの世界で、手指でつくる印のかたちが異なっている。胎蔵界では、膝の上に右手が上になるように、両手を仰向けに重ね、左右の親指の先をつける法界定印、金剛界では金剛拳にした両手から立てて伸ばした左手の人差し指を右手の小指で握る智拳印を結んでいる。

法界定印が表すのはこの世の真理。智拳印が表すのは、菩提(悟り)と煩悩(迷い)は本質的には同じであるという大乗仏教の教え、煩悩即菩提を表している。真言密教では、そうして異なる姿の大日如来を対とし、一体とすることで、胎蔵界と金剛界は根源的には一体であり、その教えはふたつでひとつのものである(金胎不二)ことを表している。

金剛界を解剖!

金剛界曼荼羅は9の「会」でできています。
「会(え)」と呼ばれる9の区画からなり、1461尊が描かれている。悟りに至るまでの9段階を説いており、九会(くえ)曼荼羅とも呼ばれる。

1.成身会(じょうじんえ)
大日如来を中心に四如来などが描かれる、金剛界曼荼羅で最も重要な会。

2.三昧耶会(さんまやえ)
成身会の内容を、諸尊それぞれの三昧耶形で表したもの。

3.微細会(みさいえ)
成身会の内容を、三鈷杵(さんこしょ)の光背をもつ尊像の姿で描く。

4.供養会(くようえ)
成身会に描かれる諸尊が互いに供養し合う光景を描いている。

5.四印会(しいんえ)
成身会の内容を分かりやすく簡略化し、代表的な尊格のみで表している。

6.一印会(いちいんえ)
四印会をさらに簡略化し、成身会の内容を大日如来のみで表している。

7.理趣会(りしゅえ)
中心は金剛薩埵。煩悩をも悟りに高められると説く理趣経の教えを表す。

8.降三世会(ごうざんぜえ)
成身会などの菩薩の一部を不動明王、降三世明王などに置きかえている。

9.降三世三昧耶会(ごうざんぜさんまやえ)
降三世会の内容を、諸尊それぞれの三昧耶形で表したもの。

 

胎蔵界 地蔵院

 

地蔵院 (胎蔵曼荼羅)

人々のすぐ近くで善に導く地蔵菩薩の院。ゆるぎない菩提心が魔の誘惑に堪え、無量の善を貯えて、人々の日常的な苦しみをのぞき楽を与える。

地蔵菩薩を主尊とする、9つの菩薩によって構成される。

 

 

地蔵菩薩は、悟りを開いた仏陀の一つであり、特に救護・救済の力を持つ菩薩として信仰されています。

地蔵院では、人々の近くで善行に導くための活動が行われています。菩提心とは、仏道に向かう心のことであり、この院ではその菩提心を持ちながら、魔の誘惑に耐え、無量の善を積むことで人々の苦しみを軽減しようとしています。日常的な苦しみや悩みを抱える人々に対して、救いと安心を与える場所としての役割を果たしています。

地蔵院には、地蔵菩薩を中心とした9つの菩薩が祀られています。これらの菩薩は、それぞれ異なる救済の力や特徴を持っており、信者や参拝者の願いや苦しみに寄り添って救いを与える役割を果たしています。

地蔵院は、日本や他の東アジアの仏教文化圏において広く存在する寺院の一つです。地蔵菩薩の慈悲と救済の思想に基づき、人々の心の支えとなる場所として、多くの人々に親しまれています。

胎蔵界  外金剛部院

 

 

最外院としての外金剛部院

曼荼羅の最も外側である外金剛部には天神、鬼神、星神などが描かれていて、大日如来の智慧の世界では法を求める求道者として必要不可欠な存在となるのです。

十二天
十二天(じゅうにてん)は、仏教の護法善神である「天部」の諸尊12種の総称である。密教では四天王とともに重視されている。十二天のうち、特に八方(東西南北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る諸尊を八方天あるいは護世八方天といい、更に天地を護る諸尊を加えて十天ともいう[1]。

起源
仏教における「天」あるいは天部像とは、仏教流布以前の古代インド神話やバラモン教の神々が仏教に取り込まれ、護法善神となったものである。十二天とは、八方(東西南北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る八方天に、天地の二天と日月の二天を加えて十二天としたものである[1]。

十二天(じゅうにてん)は、密教や一部の仏教宗派で重要視される護法善神の集合体です。これらの護法神は、仏教の教えや信仰を守護し、悪鬼や邪悪な力から守る役割を担っています。十二天の中には、八方を護る諸尊である八方天(はっぽうてん)や、天地を護る諸尊を加えて十天(じってん)とも呼ばれるものもあります。

八方天は、東西南北の四方と東北・東南・西北・西南を護る八つの護法神を指します。これらの神々は、その力によって法の守護を行い、信仰心を持つ人々を守り抜きます。彼らは悪鬼や邪悪な存在と戦い、信仰の安定と実践の成就を助ける存在とされています。

さらに、十天には八方天に加えて、天地を護る諸尊が含まれます。天地を護る諸尊は、宇宙全体の安定と調和を守護する役割を担っています。彼らは自然界や宇宙の摂理を守り、人々に平安と繁栄をもたらす存在とされています。

密教では、これらの護法善神に対して特別な儀式や供養が行われることがあります。信仰者は彼らに対して信頼し、敬意を持って接することで、教えの実践や守護を受けると信じられています。

 

 

 

胎蔵界  虚空蔵院

 

 

 

虚空蔵院(こくぞういん)は両界曼荼羅の一つ胎蔵曼荼羅の下部(蓮華部院持明院金剛手院の下)に位置する区画(院)。

胎蔵曼荼羅

中央の虚空蔵菩薩を主尊とし、広大無辺の虚空のように、仏智より発する自利・利他の大悲行が自在になった果徳をあらわす。

左端に千手千眼観自在菩薩、右端に一百八臂金剛蔵王菩薩を配し、 左側上5尊・下4尊、右側上5尊・下5尊の合計22尊が位置する。

モーゼ

 

モーセあるいはモーゼラテン語英語読みのモーゼスとも(ヘブライ語: מֹשֶׁה‎ モーシェ、ギリシア語: Μωυσήςラテン語: MoysesMosesアラビア語: موسىٰ‎)は、旧約聖書の『出エジプト記』などに現れる、紀元前16世紀または紀元前13世紀ころに活躍したと推測されている、古代イスラエルの民族指導者であり、יהוה(ヤハウェ)を神とする。正教会ではモイセイと呼ばれ聖人とされる。