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近未来

阿合仏教・超能力の秘密 3 Secret of psychic power 3  わたしのタイムーマシン  Watashi no taimūmashin もしかして: 私のタイムーマシン 11/5000 My time machine 

わたしのタイムーマシン

つかれはてて気分がめいった時、私は、よく、自分の好きな夢をみることにしている。

私のもっとも好きな夢は、タイムーマシンに乗って過去の世界に旅行することである。タイム

ーマシンはもちろん、未来の世界にも行けぬことはないけれども、私はあまり未来の世界を好ま ない。それはあながち私が老年にちかい年齢だからというのではなく、一度、数十年さきの世界 を訪問して、理解を越え、想像を絶した恐怖にあい、もうコリコリという思いをしたのである。

それでなくとも未来世界というヤツは理解し難い出来事が多く、この世界にかえってから、それ を解こうとしてなん日も気をとられ、さしつかえることが多いので、私は、よくよくのことがな

いかぎり、未来世界に旅行することは稀れなのだ。

それと!-、

実はもうひとつの理由がある。あなたを信じて今日はほんとうのことを打ち明けてしまおう。

実は私は過去の世界にひとりの親友を持っているのだ。気の向いたとき、私はカレを訪ね、私

のグチを聞いてもらうこともあれば、カレのだあいもないグチを聞いてなぐさめてやることもある。私はあなたを信じているから、カレの名前を教えてやってもいいくらいだ。そうだ。今度、。

そうではないのだ。密教の阿閉梨は白山自在に好きな夢をみる。兄たくないときにはなにも見 ない。自由自在である。ウソではない。あなたも、密教の。九つのこころの使いかた”のトレー ニングを受け、第四門、つまり第四段階の訓練にはいったとき、それが本当であることを知るで

第四段階の意識の訓練は、潜在意識の訓練である。潜在意識をかくじつに把握し、これを思う

ままに制御するのが第四門の訓練である。これは「求聞持法」の修得につながり大脳の記憶領

ろいろな宗教や能力開発を説いた本などが、潜在意識を活用せよとやかましくいい立てている が、さてそれでは潜在意識とはいったいどういう意識なのか、その意識をどのような方法でどう 把握するのかというもっとも肝心な点についてはなんら実地に示すところがない。潜在意識を把

握したらどういう現象が起きるのか、潜在意識把握の確認はどのようにしてなされるのか、いく らたずねても答えるスベを知らぬもののようである。ただただひたすら潜在意識の重要性を説

き、それを使えというのである。いわれたほうでもただただ一心にものごとを思いつめればよい

ぎないのだ。

密教ではかくじつに潜在意識を把握するシステムを持つ。そして、かくじつに潜在意識を把握 したらどうなるかを知っている。

まず、自由自在に夢をみることができるようになるのである。

たのしい夢、スリルに富んだ波乱万丈の夢、枕をぐっしょり濡らすソレハソレハ悲しい夢、体

じゆうが凍りついてこの世界に戻ってもまだしばらくは鼓動が静まらず、体じゆうが総毛立って

いるような世にも恐ろしい夢、お望みしだいなのである。見たいと思う夢を、ねむる前に潜在意 識に命じておくのである。あなたが、映画を見ようとするときによくやるように、今日はどんな

映画を見ようかと広告を眺めてえらぶのとなんらかわりはないのである。もっとも、映画とちが

傍観者に過ぎぬ。あるひととき忘我の瞬間があって両面に陶酔し、主人公のごとき思いをするこおかねばならぬ。私は、私のタイムーマシンに、食糧、薬品、銃、万能ナイフ、釣竿、けもの用

よりもはるかに大きく居住性もよい。ウェルスのマシンはごく初期のものであるから、私のにく ら。へると、いうなれば、フォードのはじめて走った自動車と一九七二年型のダイムラー・ベッツ

私は出発した。

フソンが飛ぴたっと、すぐにかるい失心がくる。熟睡に落ちこむ庭前の感覚―。

そういうと、どうせ夢のことなんだから、めんどうくさいクイムーマシッなどに乗っていない でさっさとひと飛びにアフリカヘ行ってしまったらどうなんだといわれるかも知れないが、そう

はいかないのだ。ものごとにはすべて順序というものがあり、かつまた、世のなかには結果より ある。

さて、マシンは飛び立つ。かるい震動と陶酔―。                  、

マシンは、雨期が明けて開もなくの、さわやかな風にキラキラと一面に緑と銀の波を打つ大草

代の原生林のなかに飛びこんでしまったのである。年代はいつの頃かわからないが、直径四、メートルもあろうという羊歯類が何十メートルもの高さにそびえたつ大ジャングルであった。マ シンか、それとも私の意識の制御にミスがあったのか、そんなことを考えているひまなぞもちろんな く、私は、天窓をあけて外に飛び出した。深い泥沼のなかに石のようにはまりこんでしまったら

それこそどうにもならんからね。

さいわい、岸のすぐそばであった。ちょうど目のまえに垂れ下がっているふとい蔓草にとびっ

いて、私は円盤を蹴った。あつい苔におおわれた地面に爪先がっくかっかぬ間に、円盤はどんよ りとした泥沼のなかに大きな気泡をいくつも吹き出しながら沈んでいった。ほんの一瞬の間の出

来事で、それこそ、あツという間もないうちに、私は身ひとつでこの太古のジャングルのまった だなかにほうり出されてしまったのである。ヘルメットすらも、私は操縦席の補助席においてき てしまっていて、まだしも靴をはいていたのがせめてものさいわいだったというような状態だっ たのだ。

さて?

さて?

私はあたりを見まわした。そうして、また、あたりを見まわした。何十ぺん、私はあたりを見 まわしたことだろう。しかし、さて私になにができようか。まったく、手も足も出ないというの はこのことだ。第一、この岸辺から一歩も動くことさえできないのだ。ぎっしりと身のたけを越して生えしげった名も知れぬ蔓草の壁を、ナイフひとつ身につけていない私かどうやって切りひ らいて通るのだ。

うすぐらいほど密集してそびえ立つ大羊歯の巨木にさえぎられて、私のまわりに日の光は落ち

てこなかったが、ギラギラ燃えたぎるような太古の灼熱した太陽は、沼の中心にようしやない熱 線をそそいでいるのが、目もあけていられだい照り返しでよく分った。足もとの水面から絶えず

ブクブクと抱かふき上げ、たえがたい異臭が鼻をついた。もっとも臭いはじきに慣れて気にならつしょにしたような不気味な生物が一羽、ま なくなったが、沼の上を、コウモリと鳥とサルをいっ

なくなったがたは数羽、群れをなして時折り舞った。翼の先から先までニメートル以上もあり、横にさけて白 い牙のはみ出した唇と、カギのような鋭い爪、叩きつけるような金属的な啼き声に私はおびえ、

蔓草のかげに身をひそめてしばらくは身動きもできなかった。ワニのような生物はいなかったが、 ニ、三度、三メートル以上もあると思われるアナコンダのような水蛇が波紋を浮かべて水面を横

切ってゆくのが見えた。姿の見えない動物たちの啼き声々叫び声が絶えず水面に反響していた。 私は、八方に目をくばりながら、頭脳をフル回転していた。 そんなものはひとかけらもこの沼地に見 まず火だ。だが『 とうあたらぬ・かたい木ぎれは無いか? 木はいくらでもあるが、切ることもできなければ折りとる あってくれたらとさっきから何十回もズボンのポケットに手をやるのだが、無いものはいくらさ まず火だ。だが、どうやって火を出すのか? 石? そんがしたって出てくるはずはない。 間以上もとっくんでようやく木刀まがいの棒を二本つくり上げ、まるっきり無防備でない安心感 を持った。

その夜、乾いた苔類を集めて敷いた急造のマットに腰を下ろし、空洞のすき間から見える降る ような星空の、いつもの三倍も大きく輝いて見える星々を眺めながら、私は考えた。

「明日はなんとしてでも火をつくり出し、火を手に入れなければならぬ。しかし、考えてみる と、人間ほど生物としては無力で不完全な動物はほかにいないな。なにひとつ自力でできるもの ための鋭い爪、なにひとつ無いのだ。夜となればほとんどめくら同然だし、敵を見分けるための 間はまるっきりの無能力者じやないか。こんなダラシない生き物がほかにあるか。超能力者は人

私は唇を噛んだ。

「生物学者や人類学者は、ヒトほど環境に適応する生物はないというけれども、おれはこんな環-

って征服していったのか。この状態では、おれはぜったいに救い出されることはあるまい。ここ で一生を送る覚悟をしなければならぬ。そのつもりでおれは真剣に考えなくちゃならないぞ」

私は頭をかかえこんだ。       。

「そうだ!」

と私はそのときはっと気がっいた。

「考える!・これだ こうやって考えるというこの能力! これがおれにある。どんな動物に

だ生物はほかにあるまい。この能力を武器にして、おれはこ

はここにおれの王国をきずいてやる」

私は実際に声を出して大きく叫び、やがて疲れて眠った。翌朝、はやく起き出して私ははたら きはじめた。

はほかにあるまい イーメジをつかみ、これを分析して実現してゆこうと思考するこのこころと脳の力、これでおれ 私の計画はこうであった。 なによりもまず火を持つことである。

これが私の王国をきずく最大のカギだ。これが無ければ王国どころか生命さえもおぼっかな い。私は灼熱の太陽に目をつけた。さいわい、眠るとき以外はなしたことのない腕時計がある。

この時計の硝子をレンズに利用することに気がついたのだ。火口は乾いた苔がいくらでもある し、なるべく使いたくないけれども、ハンケチもある。これだけそろったらこどもにだってできる仕事だ。

ただ問題はこの岸辺には一日中、日がささぬということだ。ものの五〇メートルほど沼の上に 出れば、灼けつくほどの日射しがあふれている。けれども、泳いでいったのでは火がとれない。

そこで私は倒木を集めて筏をつくる作業にとりかかったのである。

火だ、火さえあれば。

場合によったら、私はこのジャングルに火をつけて焼きはらうことも考えていた。危険だが死 だ。倒れこんだ樹木や植物、動物の遺体の腐蝕による大量のメタンガスがあるようだ。これをう まく活用すれば、夜間の照明だってできるし、鉱石をさがし出して冶金もできる。

私は一心にはたらいた。もう一息。

力いっぱい大きな枝をひっぱった瞬間、それは立ちぐされの見かけだおしの巨木だったのだ。

ぐうんと倒れかかってきた。はっとして飛びのいた瞬間、蔓草に足をとられて私は転倒した。ご。

おうツと音をたてて倒れてきた巨木に、私は両脚をはさまれてしまった。身うごきもできず、気

が遠くなるような痛み、ああ、ここでついに死んでしまうのか、あまりにもこれではみじめ過ぎ る!(はやく目をさませばいいじやないか、などというのはシロウトのいうことだ。夢のなかで

はすべて夢ではないのが原則なのだ!)私は失神寸前だった。そのとき、カレがあらわれたのだ つた。

カレは若いしなやかな体を敏徒に動かして私を救い出してくれた。カレは筏で沼の上を

いて、私を見つけ、筏を岸につけたらしい。カレは意外にもあきらかにホモーサピエッスであっ た。ネアンデルタール人でもなく、それより古いピテカントロプス人でもなく、現生人類の新

(黒色人種)とコーカソイド(白色人種)の 人、たしかにクロマニョン人の系列らしく、ネグロイド(黒色 特長をあわせ持っていた。腰のまわりと胸の一部をうすい毛皮で覆い、清潔な皮膚の色だった。まではこんだ。かなり時

これが。カレと間をかけて沼をわたるとジャングルはそこで終り、草原がひらけていた。私の傷は思ったほどで

なく、カレの肩によりかかって辛うじて歩むことができるようになっていた。岸にあがるとすぐ

これが、カレとの最初の出会いだったのだが、カレは苦労して私を筏までは

に洞穴かおり、私はそこに入った。

あとでわかったことだが、少しさきにカレの住居があり、そこに集団のカレの家族があったの

だが、カレはすぐに私をそこにつれて行ってよいものかどうか、判断がつきかねて、とりあえず

洞穴に案内したのであった。カレは私をそこに横たえると、安心して待つようにというように私

の~をじっと見つめてから外に出て行った。間もなく引き返してくると、いくつかの本の実を板

の上にのせて持っていた。ああ、これで助かった。一人ぼっちで暮らさずに済む、と思うと同時

に、今までの疲れがどっと出た思いで、私は、こんこんと眠りに落ちこんだ。

目がさめた。

「……なんだ、夢だったのか」

倒木の下になった脚がまだ痛むような気がして、私はコワゴワと動かしてみながら、もう一

度、目を閉じた。眠りに入るまえに、気づかわしげにのぞきこんだカレの大きな黒いひとみが、

―それ以来、私は時どきカレを訪問し、命の恩人のカレと親友になったことは、前に書いた 通りである。近ごろ、サリーは非常に多くのコトバをおぼえ、ほとんど私との日常会話に事を欠 かない。カレは非常に知的だ。

え? サリー? そう、それがカレの名前です。私がつけてやった。え? サリーというのは

女性名詞じやなかったかって? そ、そ、そんなこと、どうでもいいじやないですか。そんなこ とは問題の本質を全く離れておる。問題はだね、人間の、だ。進化と進歩の原点にたちもどっ

て、うん、まあ、よろしい。あなたのゴソウソウにまかせるよ。

 

 

My time machine

When I feel better, I often have my favorite dreams.

My favorite dream is to travel to the past world on a time machine. time

-I can’t go to the future world as well as the machine, but I don’t like the future. It wasn’t because I was an old age, but once I visited the World Ward that was decades ago, I was overwhelmed by an unimaginable horror, and thought that I was already angry.

Even so, there are many things that are difficult to understand in the future world, and after changing to this world, there are many days that I have been worried and trying to solve it, so I often do things well.

As long as you travel to the future world, it is rare.

And it! -,

There is actually another reason. Believe in you, let me tell you the truth today.

Actually I have one best friend in the past world. When I was ready, I visited Kare and I

Sometimes they ask me to listen, and sometimes they hurt me when I hear about the unexpected gusset. I believe in you so I can tell you the name of Kare. That’s it. now,.

That’s not the case. Esoteric Akanashi has a favorite dream at Hakusan. I don’t see anything when I don’t want my brother. It is free. Not a lie. You are also esoteric. After training in “How to Use the Nine Minds” and knowing that it is true when you go to the fourth gate, the fourth stage of training.

The fourth level of awareness training is subconscious training. Grasping the subconscious mind and thinking about it

It is the training of the fourth gate to control as it is. This leads to the acquisition of the “Hearing Method” and the memory area of ​​the cerebrum

The book that explains various religions and ability developments is confusing and good to make use of the subconscious, but then what kind of consciousness is the subconscious and how to understand that consciousness in what way There is no place to show the most important point. Grasp the subconscious

It seems that he / she doesn’t know how to confirm the subconsciousness, what kind of phenomenon will occur if he / she grasps it, and how he / she will answer. Just explain the importance of subconsciousness

You can use it. Even if you are told, you just have to think about things.

It ’s not good.

In Esoteric Buddhism, there is a system that grasps the subconsciousness. And he knows what will happen if he knows the subconscious.

First of all, you can freely dream.

A fun dream, a thrilling and exciting dream, a sorrowful dream that wets a pillow a lot, a body

Even when Yuu freezes and returns to this world, the heartbeat still hasn’t calmed down for a while yet

It’s a horrible dream and hope for a world like this. The dream you want to see is commanded to the subconscious before you sleep. What do you do today, as you often do when you try to watch a movie?

There is no difference between watching a movie and watching an advertisement. However, the movie is different

It’s just a bystander. There must be a moment of forgetfulness, euphoria on both sides, and the thought of the hero. I use my time machine for food, medicine, guns, all-purpose knives, fishing rods

It’s much bigger and better inhabitability. The Wealth machine is a very early one, so I hate it. In other words, Ford’s first car and Daimler Betz, a 1972 model

I left.

As soon as Hunson flies away, he becomes faint. The feeling in front of the garden falling into a deep sleep.

In that case, because it is a dream anyway, it may be said that if you go to Africa quickly with a kite that is not riding a troublesome quimmy mash, etc.

There’s no way. Every thing has an order, and in the world there is more of a defect than a result.

Now, the machine takes off. Slight vibration and euphoria. ,

The machine is a large grass that hits the waves of green and silver in a refreshing breeze, with the rainy season dawning and not opening

It has jumped into the virgin forest. I don’t know when the age was, but it was a large jungle with a height of tens of meters. I was thinking of whether there was a mistake in the control of my mind or my consciousness. Of course, I wondered, and I jumped out of the sky. If you get stuck in a deep marsh

Because it ’s nothing.

Fortunately, it was right next to the shore. Just jumping on a soft vine that hangs before your eyes

I kicked the disk. While the toes were stiff on the ground covered with hot moss, the disk sank with a number of large bubbles blowing out in a sizzling quagmire. Just an instant out

It was a visit, and it wasn’t long before I was thrown out in the trap of this ancient jungle. Even the helmet was in a state where I was angry at the auxiliary seat in the cockpit, and that I was still blessed to be wearing shoes.

Now?

Now?

I looked around. Then I looked around again. Dozens of times I would have looked around. But what can I do? This is the quirk of having no hands or feet at all. First, you can’t even move a step from this shore. How do you cut me through the wall of a vine that doesn’t know the name that grows over the sword?

The light of the sun fell around me, blocked by a giant sheep tree that was so dense and soaring

I couldn’t see it, but I could see that the burning and burning sun was shining in the center of the swamp and I couldn’t see it. Constantly from the surface of the feet

I picked up and shook my nose. One of the creepy creatures that I’m used to getting used to and smelling the smell is gone, but I can see bats, birds and monkeys on the swamp.

A few of them disappeared and swarmed in time. I was terrified by the lips that protruded from the side of the wings to the tip of the wings, the lips with white whiskers sticking out, sharp nails like a key, and a metallic whispering sound.

I couldn’t move for a while with the vines behind. There was no creature like a crocodile, but a water snake like anaconda, which seems to be more than 3 meters, 3 times a day, floats along the surface of the water.

I saw it cut. The screams and screams of animals that were not visible were constantly echoing on the surface of the water. I was turning my brain all the way, looking at all directions. Such a piece of fire is a fire without even seeing this swamp. However, “Is there a hard tree cut? There are as many trees as you can, but if you can’t cut them, you can take them back and you’ll do your hand in your trousers pockets a few times. But how do you put out the fire? Stone? It shouldn’t come out. I finally made two wooden sword sticks with more than a furrow, and I felt a sense of security that was completely defenseless.

That night, I sat down on a quick mat with a collection of dry moss and looked at the stars that seemed to shine three times larger than usual in the falling starry sky seen from the cavity.

“Tomorrow we have to make a fire and get a fire at all costs. However, there is no other animal that is as powerless and imperfect as a human being. There’s nothing like a sharp nail for a trap, it’s almost as if it’s night, and there’s no other incompetent creature in the space to identify the enemy. Ability person

I bit my lips.

“Biologists and anthropologists say that there are no organisms that adapt to the environment as much as humans.

Was it conquered? In this state, I will never be rescued. You must be prepared to live your life here. That’s what I have to think seriously about. ”

I held my head. .

“That’s it!”

And I noticed at that time.

“Think! This is this ability to think like this! This is me.

There is no other creature. With this ability as a weapon,

I’ll scratch my kingdom here. ”

I actually shouted loudly and eventually fell tired and fell asleep. The next morning, I woke up and started working.

There is no other place. My mind and the power of the brain to think about trying to grasp the image and analyze it, this is my plan. First of all, it is to have fire.

This is the biggest key to my kingdom. Without this, life would be ugly, not even a kingdom. I looked at the burning sun. Fortunately, there are watches that have never been done except when sleeping.

I realized that I would use the glass of this watch as a lens. There is a lot of dry moss in the crater, and I don’t want to use it as much as possible, but there is also a handkerchief. It’s a job that children can do when they have all this.

The only problem is that the sun doesn’t fall all day on this shore. If you fall over 50 meters above the swamp, you can see the sun. However, if you swim, you can’t catch the fire.

So I started to collect fallen trees and make firewood.

If it ’s fire, it ’s fire.

In some cases, I was thinking of burning this jungle with fire. Dangerous but dead. There seems to be a large amount of methane gas from the decay of fallen trees, plants and animal bodies. If this is fully utilized, it can be used for night lighting, or can be searched for metallurgy.

I worked hard. Another breath.

The moment I pulled a big branch full of power, it was a huge tree that seemed to stand up.

I’m about to fall down. The moment I flew away, I fell down with a foot on the vine. Please.

I fell between my legs on a giant tree that had fallen down with a sound. I ca n’t move,

It ’s too painful, oh, I ’m going to die at last, so it ’s too daunting! (If you swiftly touch your eyes, it ’s about Shirouto.

The principle is that all are not dreams! I was on the verge of fainting. At that time, a boyfriend appeared.

Calle rescued me by moving the young supple body to the agile. Kare is boiled on the swamp

It seems that he found me and put a kite on the shore. Kare was surprisingly a homo sapies. It is not a Neanderthal nor an older Pithecanthropian, but a new human being.

(Black race) and Caucasian (white race) sharks, and certainly a chrominon family, Negroid (black shark features were also combined. It was a color.

This is. When I crossed the swamp with my boyfriend, the jungle ended there and the meadow opened. My wound was as I thought

Instead, it was able to walk with bare shoulders. As soon as you go to the shore

This was my first encounter with Kale.

Cave into the cave, I entered there.

As I learned later, there was a residence of Kale a little earlier, and there was a group Kale ’s family there.

But is n’t it easy for me to follow me?

密教・超能力の秘密

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(2019/9/27 17:28時点)

  • 単行本: 515ページ
  • 出版社: 平河出版社; 改訂版 (1972/07)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4892030104
  • ISBN-13: 978-4892030109
  • 発売日: 1972/07
  • 梱包サイズ: 18.6 x 13.2 x 3.4 cm

ホモ·サピエンスとホモ·エクセレンス

ヒトを改造する超技術

ちがうのだ。
そういう分類とはまったく異質の区分が、ごく近い将来、われわれの世界に
あらわれようとしている。そういう動きが、すでに現在起ころうとしている。
それは、二つのヒト属である。
あたらしい人類とふるい人類,
ひとつは普通の現代人、ホモ·サピエンス(Homo-sapiens)である。これ
がふるい人類だ
もうひとつは、特殊な能力–バランスのとれた高度の脳を持った未来人、
ホモ-エクセレンス(Homo excellens)である。つまり、新しい人類だ。
ホモ·エクセレンスとは、ホモ·サピエンスが持たない特別な能力を身にっけた「優秀なるヒト」という意味である。ある人たちは、この未来人に、ホモ,インテリゲンス(聡明なるヒト)という名をつけている。
では、この優秀なる未来人,ホモ·エクセレンスは、どういう特殊な能力を持っているのか?かれの持ついくつかの特長をあげてみよう。

「未来の種属、超·ヒトは、おそらく三.九という脳発達度係数を持つだろう」
と、世界的に著名な人類学者、パリ大学のジョルジュ オリヴィエ教授は、
その著『ヒトと進化過去現在そして未来』の中で、こう語りはじめる。
こういうきわめてすぐれた生物の能力を、それよりはるかに劣ったわれわれが、あれこれいうことはできないが,とかれは断った上で、
「とにかく、この超·ヒトの知的能力は辛うじて想像することができる。
それは、たとえば、
1、第四次元の理解
2、複雑な全体をとっさに把握する能力
3、第六感の獲得
4、無限に発展した道徳意識の保有
5、とくにわれわれの悟性には不可解な精神的な特性

22世紀は生き延びる?  Will the 22nd century survive?

 

桐山

そういう高度の知能が出現しないかぎり、世界は間もなく終わるだろう。ホモーサピエッスが
今の知能水準であるかぎり、もはや、ヒトに未来はない。ホモーサピエッスの文明はすでに限界
に達した。 だかI。
未来社会があるとすれば、どうしてもそれは、高度なまったく新しい社会でなければならぬのだ。
⑤-超・ヒトtL脳発速度係数三・九
もう間もなくやってくる未来社会で、人類は二つの種属にわかれるだろう。
それは、二つの民族でもないし、二つの階級でもない。二つの種属である。
そうして、その二つの種属は、しばらくのあいだ共存するけれども、間もなくその一方はおとろえ、急速にこの世界からすがたを消してゆくだろう。
そういうと、人類が二つの対立を示すのは、なにも未来社会にかぎったことではなく、いまだってそうではないかと、いくつかの例をあげる人がいるかも知れない。
たしかに、それは、有色人種と白色人種、自由社会と共産圏社会、富める者と貧しき者、支配
する者とされる者、と、いくつか、かぞえることができるだろう。
だが、ちがうのだ。
そういう分類とはまったく異質の区分が、ごく近い将来、われわれの世界にあらわれようとしている。そういう動きが、すでに現在おこりつつある。
それは、二つのヒト属である。
あたらしい人類とふるい人類.
ひとつは普通の現代人、ホモーサピエンスHomo sapiensである。これがふるい人類だ。
もうひとつは、特殊な能力を身につけた未来人、ホモーエクセレンスHomo eχcellens であ
る。つまりあたらしい人類だ。
ホモ・廿ピエンスとは、ほかならぬわれわれ自身のことであるが、ホモーエクセレッスとは、
どういうヒトか?
ホモーエクセレンスとは、ホモーサピエンスが持だない特別な能力を身につけた「優秀なるヒト」という意味である。ある人たちは、この未来人に、ホモーイッテリダンス(聡明なるヒト)と
いう名をつけている。
では、この優秀なる未来人、ホモーエクセレンスは、どういう特殊な能力を持っているのか?
彼の持ついくつかの特長をあげてみよう。
「未来の種属、超・ヒトは、おそらく、三・九という脳発速度係数を持つだろう」
と、世界的に著名な人類学者、パリ大学のジョルジューオリヴィエ教授は、その著「ヒトと進
化、過去現在そして未来」のなかでこう語りはじめる。
「(こういうきわめてすぐれた生物の能力を、それよりはるかに劣ったわれわれが、あれこれい
うことはできないが)とにかく、この超・ヒトの知的能力は、辛うじて想像することができる。
それは、たとえば、
1 第四次元の理解。
2 複雑な全体をとっさに把握する能力。
3 第六感の獲得。
4 無限に発展した道徳意識の保有。
5 とくにわれわれの悟性には不可解な精神的な特質。
などである。
わたしは、脳発速度係数三・九をもつ生き物の体のかたちや、すばらしい知能や、われわれに
はとうてい理解できない行動がどんなものであるかは、想像力のゆたかな人達にまかせることに
する。われわれがメクラであるのに対して、われわれの後継者たちは千里眼の持ち主なのだろう
から」(芦沢玖美訳・みすず書房刊)
と述べている。
オリヴィエ教授は、出版社の紹介文によるとフハリ大学理学部人類学教授であり、人類学、解
剖学のかず多い論文のほかにいくつかの著書を持ち、そのなかでも「人類学的解剖学」はフラン
ス学士院宣を受けた。自己の専門分野の研究に多くの業績をあげているばかりでなく、若い研究
者の育成にも心をそそぎ、フランス人類学の名実ともにすぐれた指導者である”と記されている。
まさに、当代一流の科学者であるといわねばならない。

 

 

一方

ユヴァル・ノア・ハラリ

警鐘を鳴らすテクノロジー

生物工学

ハリル氏が警鐘を鳴らす3つのテクノロジーの1つ目に挙げたのが、生物の設計図である遺伝情報を書き換える生物工学です。

 

生物工学によって遺伝子コードを書き換えることによって体を変化させる。

ゲノム編集の技術が進化することで、人間も含め多くの生物の遺伝情報を書き換えることができるようになってくる。

体を変化させたり、また大量に生き物を生産できるようになっていくのかもしれません。

 

どうやって体や脳を作るかがわかれば事実上私たちは神

まさに神になる道を歩んでいる

 

可能性は広がる一方で、ゲノム編集を巡る競争の激化だったり、倫理的な問題など考慮するべき課題が本当に多い分野だと思います。

 

どんな方向に人類が進んでいくのは本当に予測できない・・・

 

人体拡張

機械と融合し能力を拡張する人体拡張が2つ目の技術です。

 

人間の力の増大は主に、外界の道具のアップグレードに頼ってきた。

だが、将来は人の心と体のアップグレード、あるいは、道具との直接の一体化にもっと依存するようになるかもしれない。

 

体の中にマイクロICチップを埋め込むことはすでに海外では実用化されていますし、

カードや現金での支払いから手のひらをかざすことで何でもできるようになってくるわけですね。

 

脳と機械の融合はブレイン・マシン・インタフェースの技術と呼ばれていますが。

脳に機械を操作するやり方を学べば、体に接続している必要がありません。

 

目が見えない人がいたらデジタルカメラを脳に繋いで目にできる

耳が聞こえない人がいたらマイクを脳に繋いで耳にできる

 

技術としての可能性は広がる一方で、もっと根本的な問題や課題が隠れているような気がします。

 

「創造と破壊を行なう神のような力を獲得し、ホモ・サピエンスをホモ・デウスへとアップグレードするものになるだろう。」

 

テクノロジーを追い求める人類は、この先どこに向かうのでしょうか・・・

 

 

人工知能

社会の変化を加速させると期待される技術にAIがあります。

 

第4次産業革命(Industry4.0)の渦中にいる私たち

インターネット上で流れる情報は膨大で年々増加し、それらの膨大なビッグデータを駆使する取り組みが盛んになってきます。

ありとあらゆる業界にAIが浸透していくことが期待され、仕事の質も効率も上げ、生活が革命的に変化することが期待されています。

まさに、第4次産業革命(Industry4.0)の渦中にいる私たち。

 

石器時代の人と今出会っても

現代人と同じ体で同じ精神をもっているはず

これから起きる革命は違う

AIは私たちの社会を変えるだけでなく体も精神も私たちを根本的に変えてしまう可能性がある

もやは同じ人類とは言えなくなる

 

AIという技術は、それほどまでにすさまじい変革の可能性を含んでいると想像することができますね。

 

人間とAI、知能と意識、の違い

番組内で、人間とAI。知能と意識について分類されていたのが非常にわかりやすかったです。

 

問題を解決する能力である知能

物事を感じ取る能力である意識(喜怒哀楽、苦痛、愛、憎しみなど主観的なもの)

 

人間は感情を通じて問題解決をするけれど

AIは意識はなく知能だけを持つ

優れた知能をもつAIに助けられるうちに

知能の価値を意識より重んじるようになっていく

 

AI開発が進む上での最悪のシナリオ

世界中で知能の開発であるAIに巨額の投資が行われています。

では、AI開発のずっと先に、意識や感情を全く持たない超知的な存在ができたとして、そのAIに世界が支配されるということが最悪のシナリオと紹介されていました。

 

ほぼ全てにおいて私たちよりはるかに知的な存在

感情や主観もなく人間とは全く違った存在

 

人間の行動にAIが深く関わるようになったときに、私たちはどうなっていくのか?

人間の助けになっていたAIがいずれ人間を飲み込んでいく?

 

「やがて、わたしたちはこの全知のネットワークからたとえ一瞬でも切り離されてはいられなくなる日がくるかもしれない。」

「私のことを私以上に知っていて、私よりも犯すミスの数が少ないアルゴリズムがあれば十分だ」

「そういうアルゴリズムがあれば、それを信頼して、自分の決定や人生の選択のしだいに多くを委ねるのも理に適っている。」

 

データ中心主義になり、人間の意思決定より優れたAIに判断を委ねるならば、

人間そのものの価値が失われていくこととも懸念の一つと思うのですが、A Iの進化の先にどんな未来が待っているのでしょう。

 

とのべいる。

 

Kiriyama

Unless such advanced intelligence emerges, the world will end soon. Jomo Sapies
As long as it is the current level of intelligence, humans no longer have a future. Homo Sapies civilization is already limited
Reached. Daka I.
If there is a future society, it must be an advanced and completely new society.
⑤-Super-human tL brain rate coefficient
In the upcoming future society, humanity will be divided into two species.
It is not two ethnic groups or two classes. There are two species.
So, the two species will coexist for a while, but soon one of them will soon come together and quickly disappear from this world.
In that case, it is not limited to the future society that the human race shows two conflicts, but there may be some people who still give examples.
Certainly, it is colored and white, free and communist, rich and poor, dominated
You can compare some with those who are supposed to be.
But it is different.
A completely different category from that is about to appear in our world in the very near future. Such a movement is already taking place.
It is two human genera.
New humanity and sieving humanity.
One is an ordinary modern person, Homo sapiens Homo sapiens. This is sieving mankind.
The other is a future person with special abilities, Homo Excellence Homo eχcellens.
The In other words, it is a new human race.
Homo 廿 Pience is nothing but our own, but Homo Excels is
What kind of person is it?
Homo excellence means “excellent humans” who have acquired special abilities that homo sapiens do not have. Some people say that to this future person, a homo-itelli dance
The name is given.
What kind of special ability does this excellent future person, Homo Excellence, have?
Here are some of his features.
“The future species, super-human, will probably have a brain rate coefficient of 3, 9”
The world-renowned anthropologist, Professor Georges Olivier of the University of Paris,
It begins to talk in this way.
“(We are all inferior to the ability of these great creatures.
Anyway, this superhuman ability is barely imaginable.
For example,
1 Understanding the fourth dimension.
2 Ability to quickly grasp the complex whole.
3 Acquisition of the sixth sense.
4. Infinitely developed moral awareness.
5 Especially spiritual traits that are inexplicable for our enlightenment.
Etc.
I want to give us the shape of a creature with a brain rate coefficient of 3, 9, wonderful intelligence,
It ’s up to the imaginative people to decide what kind of behavior they ca n’t really understand.
To do. Whereas we are Mekura, our successors are the owners of a thousand miles
(From Ayumi Serizawa, published by Misuzu Shobo)
It has said.
Prof. Olivier is a professor of anthropology at the Faculty of Science at Fuhari University, according to the publisher’s introduction.
He has a number of books in addition to a large number of papers on anatomy, among which “Anthropological Anatomy”
Received a bachelor’s mission. Not only has he made many achievements in his own field of research, but also young research.
“It is also an instructor who has a strong sense of French anthropology in the field of human anthropology.”
It must be said that this is the first-class scientist of the day.

on the other hand

Yuval Noah Harari

Technology to sound a warning bell
Biotechnology

Biological engineering that rewrites genetic information, which is a blueprint of organisms, was listed as the first of the three technologies that Mr. Halil rings.

The body is changed by rewriting the genetic code through biotechnology.

With the evolution of genome editing technology, it becomes possible to rewrite the genetic information of many organisms including humans.

You may be able to change your body and produce a lot of creatures.

If we know how to make the body and brain, we are effectively God

I’m on the road to becoming a god

While the possibilities are expanding, I think this is an area where there are really many issues to consider, such as intensifying competition for genome editing and ethical issues.

I can’t really predict in which direction humanity will go …

Human body expansion

The second technology is human body expansion that fuses machines and expands capabilities.

The increase in human power has largely relied on upgrades to external tools.

But in the future, it may become more dependent on human mind and body upgrades, or direct integration with tools.

Embedding micro IC chips in the body has already been put to practical use overseas,

You can do anything by holding your palm from a card or cash payment.

The fusion of brain and machine is called brain-machine interface technology.

If you learn how to operate a machine in your brain, you do not need to be connected to your body.

If you can’t see your eyes, you can connect your digital camera to your brain

If you can’t hear your ears, you can connect your microphone to your brain

While the potential of technology expands, I feel that more fundamental problems and challenges are hidden.

“It will be a god-like power of creation and destruction, and it will upgrade Homo Sapiens to Homo Deus.”

Where will the humanity who pursues technology go?

Artificial intelligence

AI is a technology that is expected to accelerate social change.

We in the midst of the Fourth Industrial Revolution (Industry 4.0)

The amount of information flowing on the Internet is enormous and will increase year by year, and efforts to make full use of such enormous big data will become active.

AI is expected to permeate all kinds of industries, and the quality of work and efficiency are improved, and life is expected to change revolutionarily.

We are in the midst of the Fourth Industrial Revolution (Industry 4.0).

Even if you meet a stone age person now

Should have the same body and the same spirit as modern people

The upcoming revolution is different

AI not only changes our society but also the body and spirit can fundamentally change us

Haya is no longer the same human being

You can imagine that the technology of AI has such tremendous potential for change.

Difference between human and AI, intelligence and consciousness

In the program, humans and AI. It was very easy to understand that it was classified about intelligence and consciousness.

Intelligence and ability to solve problems

Consciousness that is the ability to feel things (subjectiveness such as emotions, pain, love, hatred)

Humans solve problems through emotions

AI has no consciousness and only intelligence

While helped by AI with excellent intelligence

The value of intelligence comes to be more important than consciousness

The worst scenario for AI development

A huge amount of investment is being made in AI, the development of intelligence around the world.

So, even before AI development, it was introduced as the worst scenario that the world would be dominated by AI, assuming that there was a super-intelligent existence without any consciousness or emotion.

Much more intelligent than us in almost everything

There is no emotion or subjectivity and is completely different from humans

What will happen when AI becomes deeply involved in human behavior?

Will the AI ​​that helped humans swallow humans?

“Soon, we may have a day when we can’t be disconnected from this all-knowing network even for a moment.”

“An algorithm that knows me better than me and makes fewer mistakes than me is enough.”

“It would make sense to trust such an algorithm and leave more to your decision and choice of life.”

If you ’re going to be data-centric and you want to rely on AI that is better than human decision-making,

I think one of the concerns is that the value of human beings is lost. What kind of future is waiting for AI to evolve?

It is said.

『ホモ・デウス  テクノロジーとサピエンスの未来』 人類の真理

 

 

続編は前作を超えない、そんな通説を吹き飛ばすような会心の一冊だ。人類の来し方を描き、全世界で800万部を超えるベストセラーとなった『サピエンス全史』。これを受けた本書『ホモ・デウス』では、人類の行く末を戦慄の姿として描き出す。

過去何千年にもわたり人類を悩ましてきた問題、それは飢饉、疫病、そして戦争の3つであった。しかし驚くべきことに、我々は飢饉と疫病と戦争を首尾よく抑え込みことに成功し、この数十年で理解も制御もできる対処可能な課題へと変えることに成功したのである。

ならばそれらに替わり、新たに人類が取り組むべき課題とは何になるのだろうか? 著者のユヴァル・ノア・ハラリは、人類が不死と至福と神性を目指すようになるであろうと予測する。それは人間が自らを神へとアップグレードし、ホモ・サピエンスからホモ・デウスへ変わることを意味する。

重要なのは、予測の根拠だ。本書の前半部では前作同様に、我々を我々足らしめているものとしての虚構に着目する。私達は虚構を信じる能力によって上手に協力することが出来るわけだが、一方で虚構には代償が伴う。会社、貨幣、国家…。虚構に過ぎなかったものが知らずのうちに強大化し、虚構によって私達の協力の目標が決まってしまうことも多々あるのだ。

まさに虚構が現実を生み出したと言わんばかりの人類の歴史ではあるが、我々にとって必要不可欠な協力システムがこの先どのようになっていくのか? そしてそれによって我々人類はどのように変わっていくのか? 人類の行く末もまた、虚構という概念から導き出していく。

まず最初に驚くのは、現在多くの人にとって当たり前の概念になっている人間至上主義、この構成要素をことごとく虚構にノミネートしてしまうことだ。私達が素晴らしいものと信じて疑わない自由意志も、もっと言えば自己という存在そのものも虚構にすぎないというのだ。この背景には、かつて私達の外界の道具として使われてきたテクノロジーが体内に入り込み、肉体や精神を制御し始めているという事実がある。

歴史を学ぶことの意味はいくつもあるが、ハラリはこのように私達が暗黙的に受け入れている前提条件を取り出すのが実に上手い。さらに歴史学者としての視座から、現代社会やテクノロジー・サイエンスといった他分野の最先端を切り取っており、指摘の鋭さに目から鱗が何枚も落ちることだろう。

2つ目の驚きは、後半部にやってくる。過去の歴史から未来を見通すために、人類という種全体を単一のデータ処理システムと解釈していく。崇める対象を神でもなく、人間でもなく、データに設定してしまえば、過去と未来、そして生物学とコンピュータ科学、またリアルとバーチャルも同じ土俵の上で統合的に扱うことができるのだ。

この視点は、実に興味深い事実を明らかにする。たとえば資本主義と共産主義は、競合するイデオロギーでも政治制度でもなく、データ処理の仕方の違いにすぎないのだという。資本主義が分散処理を利用するのに対して、共産主義は集中処理に依存しているというわけだ。ちなみに資本主義が成功したのは、共産主義より優れていたわけではなく、少なくともテクノロジーが加速度的に変化する時代には、分散型データ処理が集中型データ処理よりも上手くいったからであると説明されている。

さらに歴史全体をデータ処理のシステムの効率を高めるプロセスと捉え、一人ひとりの人間をシステムのチップの役目を果たすものと見なせば、私達の進化の歴史は以下のようなSTEPとして記述することも出来る。

①プロセッサーの数を増やす
②プロセッサーの種類を増やす
③プロセッサーの接続数を増やす
④既存の接続に沿って動く自由を増やす

認知革命によって虚構という協力システムを得たサピエンスは、異なる土地に分散することで多様になり、人間というプロセッサーの数と種類を増やした。やがて農業革命によって人口増加が加速すると共に、多くの人が近接して暮らすようになり、プロセッサー間の接続数が増える。最後に自由市場や民主主義の普及などと相まって情報の自由度が高まったというわけだ。

人間至上主義の代表でもある民主主義や自由意志に則ってデータ処理の効率が高まり、人間が神へとアップグレードするのならば、人類の未来は明るいのかと思いたくもなるが、ハラリの予言は悲観的だ。一体なぜ人間至上主義を追求する試みが、人類の凋落へつながっていくるのか?

その兆候は、すでに現れ始めている。私達は健康と幸福と力を与えてくれることを願い、自らの情報をネットワークへと差し出し、「すべてのモノのインターネット」の構築へと励んでいる。これは人間至上主義を追求するために必要な行為なのだが、データが増えていくにつれ人間から情報ネットワークへと権力が移行してしまい、人間至上主義の基盤が崩れてしまう可能性も否定できないのだ。

今やパソコンはネットワークにつながらなければ、ただの箱である。あるいは自動車も自動運転システムというネットワークに組み込まれることによって同じような運命を辿っていくのかもしれない。人類とて同様ということだろう。ネットワーク化が加速することにより、人間が時代遅れのアルゴリズムに成り下がってしまうとは、なんと皮肉なことだろうか。

 

 

ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来

ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 (上)(下)巻セット

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未来社会があるとすれば  If there is a future society Syuyu Kiriyama Author

 

人類がいまかかえている問題を見てみよう

人類がいまかかえている問題を見てみよう。
―殺し合い、奪い合い、憎み合い、傷つけ合いI-そして地球上に急速にひろがりっつある
有害物質―。それらはどこに原因があるのであろうか? わかりきったことである。
それは、ヒトが愚かなためである。
人類学者リンネは、人間を分類して「知恵あるヒト」と学名をつけた。
生川学者シヤルルーリシエは、愚かなヒト、ホモースツルッスと名をつけた。ノーベル賞受賞
者のリシエは、その著、「人間-この愚かなるもの」の序文で、人類のかずかずの愚行をつぎ
っぎとあげ、実にあれかえったおろかな動物であるとして、超愚人類と呼びたいところだ
が、まあ、最上級の形容詞はがまんして、愚人類ぐらいでかんべんしておこうと書いている。
たしかに、ヒトには、この二つの面がある。賢い知恵ある面と、愚かで弱い面と、二つの面が
ひとつにまざり合っている矛盾した生物が、まさにヒトであるということなのだが、いま、われ
われの周囲をながめてみると、ホモーサピエンスは全く影をひそめ、ホモースツルチッシムスが
妖怪のごとく横行している。
殺し合い、奪い合い、憎み合い、傷つけ合いI-、
それは次第にエスカレートしてゆく。科学と技術はヒトの力を無限に拡大したが、同時に、ヒトの殺戮と搾取と憎悪と闘争をも無限に増大させた。このままでは、問もなく、ホモーサピエン
スは絶滅する。

いま、人類にもっとも必要なものはなにか?
それは高度の知能である。
この地上に展開する恐るべき大愚行は、なによりもまず人類の知能が低いところに原因する。
いま、人類に必要なものは、科学でもなければ技術でもない。革命でもなければイデオロギー
でもない。人種闘争でもなければ階級闘争でもない。そんなものはなんの役にも立たぬ。

何十回、革命を起こしても、何百回、闘争をくりかえしても、人類の知能がいまの水準にある
かぎり、それはむなしい儀式のくりかえしに過ぎぬ。
歴史をみてみよう。機械と技術、科学と文明と称するものがいくら進歩発達しても、おろかな
人間たちの行動パターンは少しも変わっていない。つねに、憎み合い、殺し合い、奪い合う、こ
のパターンのくりかえしではないか。どこに変化が見られるか。
若ものよ。エネルギーのむだな燃焼をやめたまえ。革命を思うなら、全人類の知能革命に前進せよ。
ネアンデルタールの昔から、ヒトの知能は一歩も前進していない。なによりもまず人類の知能を高めねばならぬ。
ホモースツルチッシムスを絶滅せよ。そうせぬかぎりわれわれにもはや未来はない。それはすでに秒読みの段階に入っている。
このとき、ここに、ヒトを改造し、社会機構を一変させる技術がある。この技術は、ふるき社会体系をすべて解体し
、そこから生まれるあたらしい文明は、次元をひとつ超えるだろう。この
技術によってのみ、世界はよみがえり、この革命だけが全人類を破滅から救う。
若ものよ。君たちはなぜこれに視線を向けぬのだ。
なぜ、君たちは、この、地上いまだかつて比類なき壮大にしてドラマチックな革命に情熱をたらぬのだ。

教育?
それは無力である。
それは知能を高めるものではなく、ただ、知識をひろげるだけのものに過ぎない。
教育は、ただ、その人の本来持っているところの知識をひろげるだけで、知能そのものを高め
はしない。知能を高める技術とは、ものを教え、ものをおぼえさせることではなく、おぼえる能
力そのものを高めるシステムでなければならない。馬鹿はいくら教育したって馬鹿である。馬鹿
に教育はまったく無力だ。馬鹿を利口にするためには特別の技術がなければならぬ。

宗教?
それは、知能ひくきものたちの愚行をなんとか良心にうったえて思いとどめさせようとするブ
レーキに過ぎず、知能を高めるためのなんの力も技術もない。念仏をとなえ、題目を高唱し、経
典教学をそらんじ、神のみ名を呼んでも、心の安らぎ、なぐさめ、信念というたぐいのものは得
られても、知能そのものが高くなるということはない。
最高度に進化発達した知能を持つ未来社会に、宗教という特別な分野はなくなるだろう。高度

の知能怯局度に発達した倫理観、道徳意識をともなうから、現在の宗教や、宗教家あたりが説い
ている「教え」など、まったく低俗な、次元の低い幼稚なものとしてかえりみられず、宗教意識
はごくあたりまえの常識になってしまって、ことさらにカミやホトケを念ずることなどなくなる
だろう。ヒトが、カミ、ホトケとびとしくなるのである。
そういう未来社会が、すぐ足もとに来ていることに君は気づくべきだ。
今までとはまったく構造の変わった社会体系があらわれようとしていることを、君は知らねばならぬ。
君はそれを疑うのか? ではいおう。
もしもI。
そういう高度の知能が出現しないかぎり、世界は間もなく終わるだろう。ホモーサピエッスが
今の知能水準であるかぎり、もはや、ヒトに未来はない。ホモーサピエッスの文明はすでに限界
に達した。 だかI。
未来社会があるとすれば、どうしてもそれは、高度なまったく新しい社会でなければならぬのだ。
⑤-超・ヒトtL脳発速度係数三・九
もう間もなくやってくる未来社会で、人類は二つの種属にわかれるだろう。
それは、二つの民族でもないし、二つの階級でもない。二つの種属である。
そうして、その二つの種属は、しばらくのあいだ共存するけれども、間もなくその一方はおとろえ、急速にこの世界からすがたを消してゆくだろう。
そういうと、人類が二つの対立を示すのは、なにも未来社会にかぎったことではなく、いまだってそうではないかと、いくつかの例をあげる人がいるかも知れない。
たしかに、それは、有色人種と白色人種、自由社会と共産圏社会、富める者と貧しき者、支配
する者とされる者、と、いくつか、かぞえることができるだろう。
だが、ちがうのだ。
そういう分類とはまったく異質の区分が、ごく近い将来、われわれの世界にあらわれようとしている。そういう動きが、すでに現在おこりつつある。
それは、二つのヒト属である。
あたらしい人類とふるい人類.
ひとつは普通の現代人、ホモーサピエンスHomo sapiensである。これがふるい人類だ。
もうひとつは、特殊な能力を身につけた未来人、ホモーエクセレンスHomo eχcellens であ
る。つまりあたらしい人類だ。
ホモ・廿ピエンスとは、ほかならぬわれわれ自身のことであるが、ホモーエクセレッスとは、
どういうヒトか?
ホモーエクセレンスとは、ホモーサピエンスが持だない特別な能力を身につけた「優秀なるヒト」という意味である。ある人たちは、この未来人に、ホモーイッテリダンス(聡明なるヒト)と
いう名をつけている。
では、この優秀なる未来人、ホモーエクセレンスは、どういう特殊な能力を持っているのか?
彼の持ついくつかの特長をあげてみよう。
「未来の種属、超・ヒトは、おそらく、三・九という脳発速度係数を持つだろう」
と、世界的に著名な人類学者、パリ大学のジョルジューオリヴィエ教授は、その著「ヒトと進
化、過去現在そして未来」のなかでこう語りはじめる。
「(こういうきわめてすぐれた生物の能力を、それよりはるかに劣ったわれわれが、あれこれい
うことはできないが)とにかく、この超・ヒトの知的能力は、辛うじて想像することができる。
それは、たとえば、
1 第四次元の理解。
2 複雑な全体をとっさに把握する能力。
3 第六感の獲得。
4 無限に発展した道徳意識の保有。
5 とくにわれわれの悟性には不可解な精神的な特質。
などである。
わたしは、脳発速度係数三・九をもつ生き物の体のかたちや、すばらしい知能や、われわれに
はとうてい理解できない行動がどんなものであるかは、想像力のゆたかな人達にまかせることに
する。われわれがメクラであるのに対して、われわれの後継者たちは千里眼の持ち主なのだろう
から」(芦沢玖美訳・みすず書房刊)
と述べている。
オリヴィエ教授は、出版社の紹介文によるとフハリ大学理学部人類学教授であり、人類学、解
剖学のかず多い論文のほかにいくつかの著書を持ち、そのなかでも「人類学的解剖学」はフラン
ス学士院宣を受けた。自己の専門分野の研究に多くの業績をあげているばかりでなく、若い研究
者の育成にも心をそそぎ、フランス人類学の名実ともにすぐれた指導者である”と記されている。
まさに、当代一流の科学者であるといわねばならない。
その科学者が未来人ホモーエクセレンスの出現を、このように予告しているのである。著者
が、なんの根拠ももたず、ただいたずらに鬼面ひとをおどろかす筆をとっているのではないの
だ。それはかならずやってくる。では1、そのホモーエクセレンスは、いったい、どこから、

いつやってくるのだろうか?
未来人、ホモーエクセレンスの到来は、歴史の必然であるとオリヴィエ教授はいう。
では人類の歴史をたどってみよう。
まずあらわれたのは、オレオピテクス、ラマピテクスから進化してきたオーストラロピテクス
(猿人)であった。が、しばらくして、ピテカントロプスーエレクトス(原人)がこれにとって
かわった。しかし、まもなく、ネアンデルタール人(旧人)がやってきて、そのあとを継ぎ、彼らの時代はおよそI〇万年ちかくつづく。
けれども、今から四、五万年ほど前、かなり進んだ知能を持つクロマニョッ人(新人)が出現
すると、彼らは急速に姿を消して絶滅してしまった。しかしそのクロマニョッ人も、今から一万年ほどまえに、オーストラロイド(ジャワ、
モンゴロイド(中国)、ネグロイド(アフリカ)、コーカソイド(ヨーロッパ)というあたらしい現世人類の種のなかにあわただしく消滅してしまった。こ
れは、歴史のごく表面にあらわれているだけの事実で、このほかにも、いくっかの知られざるヒト・属、あるいはその分枝が、無数にあらわれ
歴史をつくる間もなく消滅していったと考える学者はかず多い。
ある著名な科学者は、ひとつの種の寿命はI〇〇万年だと語り、ホモーサピエッスは出現以
来、間もなくこの年令に達するはずだという。そうして、オリヴィエ教授もまた「いま、われ
われが、われわれの後継者であるつぎの人類のことを考えるのは、まったく筋みちの立ったことりあるLといっているのだ。

だがI、
いったいその新しいビトは、いっあらわれるのか?
一万年さきか? 二万年?・
だいたい、ホモーサピエンスのつぎの人類なんて、それはちょうどあの太陽がいつか燃えつき
てしまうぞ、というのと同じことで、空想ではないにしても、おそらくそれは天文学的数字のは
るか未来の出来事にちがいなく、そんな心配をしているほどわれわれはヒマ人ではない、とあな
たはいうかも知れない。
とんでもない
そんなことをいっていたら、それこそあなたは、〃間抜け”になってしまうぞ。’
オリヴィエ教授は、生物学の進化の法則の上に立ってこう予一日するのだ。
「……未来のヒトは間もなく不意に来ることになる」
え? そんなに早く? とあなたはびっくりするだろう。だが、あなたはここでさらにもっと
びっくりしなければならないのだ。
というのは!―、
この新しいヒト、ホモーエクセレンスは、″間もなく不意に来る″のではなく、それはもうす

でにこの地上に来ているのである。この地球上に、はるか以前からすでに出現しているのだ。
いつからII?
いつからだとあなたは思うか?
昨日から?

日から?
では、去年?
それは五〇〇〇年よりもっと以前からなのである!

⑥Iホモーエクセレンスの資格
ここにひとつの技術がある。
その技術によって訓練すると、ヒトはだれでもいくつかのすぐれた力を持つようになる。
その力をあげてみよう。

1極度に発達した知能IIいちど目にふれ、いちど耳にしたことは、ぜったいに忘れること
のない~憶力。どのように複雑な構造でも組織でも、瞬間的に分析し、推理し、理解し
て、本質を把握してしまう演鐸と帰納の力。コトバという間接思考を経ない純粋思考から発する超飛躍的な創造力。
それは、ヒトの平均知能をI・〇とナるならば、おそらく、二・五から三・五に達するであろう。このグループの最高の頭脳は、やすやすと四次元を理解する。
ニ 感覚器官の増幅-彼は、不可視光線(赤外線、紫外線)を見ることができ、超音波を間く
ことができる。その異常感覚と高度の知能の結合からくる予知力。それらは、自分の肉体
を思うままに統御する能力からくる。
三 環境の制御と創造1思うままに自分を変え、他人を動かし、集団や環境を、自分の理念
の通りに創造してゆく。
四 物質を超え、物質を自由に統御する力。
五 無限に発達した道徳意識。
だいたい、以上の能力である。
これを、前の項で述べたオリヴィエ教授の未来人、ホモーエクセレンスの持つ能力とくらべて
みよう。
それは、おどろくほど酷似している、というよりも、そっくりそのままといったほうがよいの

それは`県乱が`オリヴィエ説をそっくりそのままう
つし持ってきたのではないのか、と。
そうではないのだ。それは、むしろ、私のほうがいいたいことだ。私は、最初、オリヴィエ教
授がこの特殊技術の存在を知っていP1 9の技術の習得を未来人の貧緋ごしたのではないかと思
ったくらいなのである。もちろん、それは、そうではなく、オリヴィエ教授は学術的に、未来人、この暗黙の一致を、あなたはどのように考える
つたくらいなのであるの能力をそのように予測したのにちがい江いがヽこの暗黙の一致を、だろうか?
もっとも、オリヴィエ教授は、実際にこの特殊技術の存在を知っていて、その上に立ってホモしり把力を、このように書いたのである、ということも考えられたいことではな
アメリカやヨーロッパで知ヽむしろ、アメリ’エクセレンスの能力を、このよう られ、高く評価されはじめているのだからI。
しかし、それはとにかくとして、実際に、こういう能力をヒトにあたえる特殊な技術が、数千
年も前からこの地上に存在し、それはそのまま現在も一部の人びとの間に伝えられているという
ことは、まぎれもない事実である。いや、現に、その技術の訓練を受け、そういう能力を身につけた人びとがたん人かいる。
つまりホモーエクセレンスは、すでにこの地上にあらわれつつあるということである。それは、ま
だ、ごくわずかな数ではあるけれどもI。
未来人、ホモーエクセレンスは、これからさき、長い時間をかけて進化の結果あらわれてくる
『Iユータット
のでもないし、突然変1 体としてフランケンシュタインの怪物のごとく登場するのでもない。そ
れは、ひとつの特殊な人間開発技術により、ホモーサピエンス自身が変身するのだ。それは自然
に生まれてくるのではなく、つくられるのだ。
もっとも、いちばん最初にあらわれ恕ホモーエクセレンスは、あるいは一種のミユークットで
あったかも知れない。あるいは、未来社会への環境適応の結果あらわれた超・ヒトの先行者であ
ったのかも知れぬ。ちょうど、ネアンデルタール人の群れのなかに出現した最初のクロマニョッ
人のようにI。
ルーガリックの法則によると、すでに存在する属のなかでの新しい種の形成は、三〇〇年から
六〇万年の時間を要するという。今から五〇〇〇年まえという数字は、ホモーエクセレッスの先
行者があらわれて、ホモーサピエンスのなかに次第に新しい同族の種属を形成してゆくのにちょうど手頃な時間である。
最初のホモーエクセレンスは非常に孤独であったろう。彼はその持てるすぐれた能力ゆえに、
おのずと、予言者となり、指導者となり、教育者とならざるを得なかった。また、彼は、その持
つ異常な能力によって、数千年さきの未来を洞察し、ヒトの歴史の上における彼自身の位置をさ

とったにちがいない。
彼は、まだ低い段階のホモーサピエンスたちを教育するための「教え」を説くと同時に、これ
からやがて次第にあらわれてくる同 族たちを教育するためのカリキュラムもつくった。
彼は、周囲に何人かの崇拝者を持った。そのなかからすぐれた素質を持つ者をえらんで、彼は
このカリキごフムで訓練した。あるいは、その弟子たちのなかには、彼と同じホモーエクセレクト。だが、あまりにも高度
スのヽなその開発技術は、ひろく受け入れられるためにはあまりに難解で、入びとの進歩と熟成のため
の時が必要であった。その長い間、この技術は、しばしば、誤解されたり、誹談されたり、あるいは分裂の危機を迎えた。けれども、その技術が滅亡しよ
いは分裂の ホモーエクセレンスがあらわれて、これを継いだ。この技術は、このようにして、ひろく世にうけいれられ
る時を静かに待った。多くの人びとが、この技術を必要とし、受け入れようと努力しはじめる時期を静かに待った。 いまII、その時がきたようである。
ホモーサピエンスは生物としてその限界に到達した。いま、この世界を覆う混乱と当惑と憎悪
は、なによりも、それをものがたるものである。つぎにくるものは絶望でしかない。いまこのひ
ろい世界に、一瞬たりとも生命の危険を感ぜずして生きている入開かひとりもいない。あなた自身そうであろう。
つねに機械と技術―科学がその危機を乗り越えてきた。しかし、いまは、その機械
と技術が先頭に立って人間に打撃を加えている。 もう「さきは見えて」しまった。
ホモーサピエンスの知能がっくり出した文明は極限に達した。もしもこの世界が生き残ろうと
望むならば、あらたな文明が生まれ出なければならない。ホモーサピエンスの生み出したものは
すべて、科学も技術も宗教も、芸術さえも限界に達した。倫理も道徳も崩壊した。古い人類は必
死に古い文明にしがみついているけれども、これらはすべて過去の世界のものになった。
限界に達した生物がさいごにえらぶ道は「集団自殺」である。いま、その集団自殺が地上に展
開している。環境汚染と公害と戦乱-すべてホモーサピエンス自身がっくり出したものであ
る。結局、ホモーサピエンスは集団闘争による集団自殺によって絶滅するであろう。
見よ。宗教ですら闘争の仲間に加わった。最も進歩的だと称するこの国の宗教団体は最も闘争的である。
すべての生物かたどる最後の道を、ホモーサピエンスはっいにたどりはじめたということであろう。
陶汰がはじまっているのである。滅びるべきものは滅び去るがよい。それでヒト・属は絶えは
しない。あたらしい種の胎動がここにある。あたらしい文明と古い文明、ホモーサピエンスとホ
モーエクセレンスはしばらくのあいだ共存するであろう。それは三世代から七世代つづく。ネア

ンデルタールとクロマニョンの共存は、一〇〇世代から一五〇世代つづいた。ネアッデルタールが消滅するのにそれだけかかった。われわれの共存は、促進されてごくわずかの時間で完了す
る。五〇年から一五〇年これだけの時間のうちに、滅びるべきものは滅びるだろう。
そのあとに、ホモ・エクセレンスはあたらしい科学、あたらしい技術、あたらしい宗教、あたらしい芸術をつくり出す。それは、ホモーサピエンスとは比較にならぬ高度の知性と悟性が生み
出したあたらしい次元のものである。
ところでお聞きするのだが、あなたは、ネアンデルタールか、クロマニョンか?

―殺し合い、奪い合い、憎み合い、傷つけ合いI-そして地球上に急速にひろがりっつある
有害物質―。それらはどこに原因があるのであろうか? わかりきったことである。
それは、ヒトが愚かなためである。
人類学者リンネは、人間を分類して「知恵あるヒト」と学名をつけた。
生川学者シヤルルーリシエは、愚かなヒト、ホモースツルッスと名をつけた。ノーベル賞受賞
者のリシエは、その著、「人間-この愚かなるもの」の序文で、人類のかずかずの愚行をつぎ
っぎとあげ、実にあれかえったおろかな動物であるとして、超愚人類と呼びたいところだ
が、まあ、最上級の形容詞はがまんして、愚人類ぐらいでかんべんしておこうと書いている。
たしかに、ヒトには、この二つの面がある。賢い知恵ある面と、愚かで弱い面と、二つの面が
ひとつにまざり合っている矛盾した生物が、まさにヒトであるということなのだが、いま、われ
われの周囲をながめてみると、ホモーサピエンスは全く影をひそめ、ホモースツルチッシムスが
妖怪のごとく横行している。
殺し合い、奪い合い、憎み合い、傷つけ合いI-、
それは次第にエスカレートしてゆく。科学と技術はヒトの力を無限に拡大したが、同時に、ヒトの殺戮と搾取と憎悪と闘争をも無限に増大させた。このままでは、問もなく、ホモーサピエン
スは絶滅する。

いま、人類にもっとも必要なものはなにか?
それは高度の知能である。
この地上に展開する恐るべき大愚行は、なによりもまず人類の知能が低いところに原因する。
いま、人類に必要なものは、科学でもなければ技術でもない。革命でもなければイデオロギー
でもない。人種闘争でもなければ階級闘争でもない。そんなものはなんの役にも立たぬ。

何十回、革命を起こしても、何百回、闘争をくりかえしても、人類の知能がいまの水準にある
かぎり、それはむなしい儀式のくりかえしに過ぎぬ。
歴史をみてみよう。機械と技術、科学と文明と称するものがいくら進歩発達しても、おろかな
人間たちの行動パターンは少しも変わっていない。つねに、憎み合い、殺し合い、奪い合う、こ
のパターンのくりかえしではないか。どこに変化が見られるか。
若ものよ。エネルギーのむだな燃焼をやめたまえ。革命を思うなら、全人類の知能革命に前進せよ。
ネアンデルタールの昔から、ヒトの知能は一歩も前進していない。なによりもまず人類の知能を高めねばならぬ。
ホモースツルチッシムスを絶滅せよ。そうせぬかぎりわれわれにもはや未来はない。それはすでに秒読みの段階に入っている。
このとき、ここに、ヒトを改造し、社会機構を一変させる技術がある。この技術は、ふるき社会体系をすべて解体し
、そこから生まれるあたらしい文明は、次元をひとつ超えるだろう。この
技術によってのみ、世界はよみがえり、この革命だけが全人類を破滅から救う。
若ものよ。君たちはなぜこれに視線を向けぬのだ。
なぜ、君たちは、この、地上いまだかつて比類なき壮大にしてドラマチックな革命に情熱をたらぬのだ。

教育?
それは無力である。
それは知能を高めるものではなく、ただ、知識をひろげるだけのものに過ぎない。
教育は、ただ、その人の本来持っているところの知識をひろげるだけで、知能そのものを高め
はしない。知能を高める技術とは、ものを教え、ものをおぼえさせることではなく、おぼえる能
力そのものを高めるシステムでなければならない。馬鹿はいくら教育したって馬鹿である。馬鹿
に教育はまったく無力だ。馬鹿を利口にするためには特別の技術がなければならぬ。

宗教?
それは、知能ひくきものたちの愚行をなんとか良心にうったえて思いとどめさせようとするブ
レーキに過ぎず、知能を高めるためのなんの力も技術もない。念仏をとなえ、題目を高唱し、経
典教学をそらんじ、神のみ名を呼んでも、心の安らぎ、なぐさめ、信念というたぐいのものは得
られても、知能そのものが高くなるということはない。
最高度に進化発達した知能を持つ未来社会に、宗教という特別な分野はなくなるだろう。高度

の知能怯局度に発達した倫理観、道徳意識をともなうから、現在の宗教や、宗教家あたりが説い
ている「教え」など、まったく低俗な、次元の低い幼稚なものとしてかえりみられず、宗教意識
はごくあたりまえの常識になってしまって、ことさらにカミやホトケを念ずることなどなくなる
だろう。ヒトが、カミ、ホトケとびとしくなるのである。
そういう未来社会が、すぐ足もとに来ていることに君は気づくべきだ。
今までとはまったく構造の変わった社会体系があらわれようとしていることを、君は知らねばならぬ。
君はそれを疑うのか? ではいおう。
もしもI。
そういう高度の知能が出現しないかぎり、世界は間もなく終わるだろう。ホモーサピエッスが
今の知能水準であるかぎり、もはや、ヒトに未来はない。ホモーサピエッスの文明はすでに限界
に達した。 だかI。
未来社会があるとすれば、どうしてもそれは、高度なまったく新しい社会でなければならぬのだ。
⑤-超・ヒトtL脳発速度係数三・九
もう間もなくやってくる未来社会で、人類は二つの種属にわかれるだろう。
それは、二つの民族でもないし、二つの階級でもない。二つの種属である。
そうして、その二つの種属は、しばらくのあいだ共存するけれども、間もなくその一方はおとろえ、急速にこの世界からすがたを消してゆくだろう。
そういうと、人類が二つの対立を示すのは、なにも未来社会にかぎったことではなく、いまだってそうではないかと、いくつかの例をあげる人がいるかも知れない。
たしかに、それは、有色人種と白色人種、自由社会と共産圏社会、富める者と貧しき者、支配
する者とされる者、と、いくつか、かぞえることができるだろう。
だが、ちがうのだ。
そういう分類とはまったく異質の区分が、ごく近い将来、われわれの世界にあらわれようとしている。そういう動きが、すでに現在おこりつつある。
それは、二つのヒト属である。
あたらしい人類とふるい人類.
ひとつは普通の現代人、ホモーサピエンスHomo sapiensである。これがふるい人類だ。
もうひとつは、特殊な能力を身につけた未来人、ホモーエクセレンスHomo eχcellens であ
る。つまりあたらしい人類だ。
ホモ・廿ピエンスとは、ほかならぬわれわれ自身のことであるが、ホモーエクセレッスとは、
どういうヒトか?
ホモーエクセレンスとは、ホモーサピエンスが持だない特別な能力を身につけた「優秀なるヒト」という意味である。ある人たちは、この未来人に、ホモーイッテリダンス(聡明なるヒト)と
いう名をつけている。
では、この優秀なる未来人、ホモーエクセレンスは、どういう特殊な能力を持っているのか?
彼の持ついくつかの特長をあげてみよう。
「未来の種属、超・ヒトは、おそらく、三・九という脳発速度係数を持つだろう」
と、世界的に著名な人類学者、パリ大学のジョルジューオリヴィエ教授は、その著「ヒトと進
化、過去現在そして未来」のなかでこう語りはじめる。
「(こういうきわめてすぐれた生物の能力を、それよりはるかに劣ったわれわれが、あれこれい
うことはできないが)とにかく、この超・ヒトの知的能力は、辛うじて想像することができる。
それは、たとえば、
1 第四次元の理解。
2 複雑な全体をとっさに把握する能力。
3 第六感の獲得。
4 無限に発展した道徳意識の保有。
5 とくにわれわれの悟性には不可解な精神的な特質。
などである。
わたしは、脳発速度係数三・九をもつ生き物の体のかたちや、すばらしい知能や、われわれに
はとうてい理解できない行動がどんなものであるかは、想像力のゆたかな人達にまかせることに
する。われわれがメクラであるのに対して、われわれの後継者たちは千里眼の持ち主なのだろう
から」(芦沢玖美訳・みすず書房刊)
と述べている。
オリヴィエ教授は、出版社の紹介文によるとフハリ大学理学部人類学教授であり、人類学、解
剖学のかず多い論文のほかにいくつかの著書を持ち、そのなかでも「人類学的解剖学」はフラン
ス学士院宣を受けた。自己の専門分野の研究に多くの業績をあげているばかりでなく、若い研究
者の育成にも心をそそぎ、フランス人類学の名実ともにすぐれた指導者である”と記されている。
まさに、当代一流の科学者であるといわねばならない。
その科学者が未来人ホモーエクセレンスの出現を、このように予告しているのである。著者
が、なんの根拠ももたず、ただいたずらに鬼面ひとをおどろかす筆をとっているのではないの
だ。それはかならずやってくる。では1、そのホモーエクセレンスは、いったい、どこから、

いつやってくるのだろうか?
未来人、ホモーエクセレンスの到来は、歴史の必然であるとオリヴィエ教授はいう。
では人類の歴史をたどってみよう。
まずあらわれたのは、オレオピテクス、ラマピテクスから進化してきたオーストラロピテクス
(猿人)であった。が、しばらくして、ピテカントロプスーエレクトス(原人)がこれにとって
かわった。しかし、まもなく、ネアンデルタール人(旧人)がやってきて、そのあとを継ぎ、彼らの時代はおよそI〇万年ちかくつづく。
けれども、今から四、五万年ほど前、かなり進んだ知能を持つクロマニョッ人(新人)が出現
すると、彼らは急速に姿を消して絶滅してしまった。しかしそのクロマニョッ人も、今から一万年ほどまえに、オーストラロイド(ジャワ、
モンゴロイド(中国)、ネグロイド(アフリカ)、コーカソイド(ヨーロッパ)というあたらしい現世人類の種のなかにあわただしく消滅してしまった。こ
れは、歴史のごく表面にあらわれているだけの事実で、このほかにも、いくっかの知られざるヒト・属、あるいはその分枝が、無数にあらわれ
歴史をつくる間もなく消滅していったと考える学者はかず多い。
ある著名な科学者は、ひとつの種の寿命はI〇〇万年だと語り、ホモーサピエッスは出現以
来、間もなくこの年令に達するはずだという。そうして、オリヴィエ教授もまた「いま、われ
われが、われわれの後継者であるつぎの人類のことを考えるのは、まったく筋みちの立ったことりあるLといっているのだ。

だがI、
いったいその新しいビトは、いっあらわれるのか?
一万年さきか? 二万年?・
だいたい、ホモーサピエンスのつぎの人類なんて、それはちょうどあの太陽がいつか燃えつき
てしまうぞ、というのと同じことで、空想ではないにしても、おそらくそれは天文学的数字のは
るか未来の出来事にちがいなく、そんな心配をしているほどわれわれはヒマ人ではない、とあな
たはいうかも知れない。
とんでもない
そんなことをいっていたら、それこそあなたは、〃間抜け”になってしまうぞ。’
オリヴィエ教授は、生物学の進化の法則の上に立ってこう予一日するのだ。
「……未来のヒトは間もなく不意に来ることになる」
え? そんなに早く? とあなたはびっくりするだろう。だが、あなたはここでさらにもっと
びっくりしなければならないのだ。
というのは!―、
この新しいヒト、ホモーエクセレンスは、″間もなく不意に来る″のではなく、それはもうす

でにこの地上に来ているのである。この地球上に、はるか以前からすでに出現しているのだ。
いつからII?
いつからだとあなたは思うか?
昨日から?

日から?
では、去年?
それは五〇〇〇年よりもっと以前からなのである!

⑥Iホモーエクセレンスの資格
ここにひとつの技術がある。
その技術によって訓練すると、ヒトはだれでもいくつかのすぐれた力を持つようになる。
その力をあげてみよう。

1極度に発達した知能IIいちど目にふれ、いちど耳にしたことは、ぜったいに忘れること
のない~憶力。どのように複雑な構造でも組織でも、瞬間的に分析し、推理し、理解し
て、本質を把握してしまう演鐸と帰納の力。コトバという間接思考を経ない純粋思考から発する超飛躍的な創造力。
それは、ヒトの平均知能をI・〇とナるならば、おそらく、二・五から三・五に達するであろう。このグループの最高の頭脳は、やすやすと四次元を理解する。
ニ 感覚器官の増幅-彼は、不可視光線(赤外線、紫外線)を見ることができ、超音波を間く
ことができる。その異常感覚と高度の知能の結合からくる予知力。それらは、自分の肉体
を思うままに統御する能力からくる。
三 環境の制御と創造1思うままに自分を変え、他人を動かし、集団や環境を、自分の理念
の通りに創造してゆく。
四 物質を超え、物質を自由に統御する力。
五 無限に発達した道徳意識。
だいたい、以上の能力である。
これを、前の項で述べたオリヴィエ教授の未来人、ホモーエクセレンスの持つ能力とくらべて
みよう。
それは、おどろくほど酷似している、というよりも、そっくりそのままといったほうがよいの

それは`県乱が`オリヴィエ説をそっくりそのままう
つし持ってきたのではないのか、と。
そうではないのだ。それは、むしろ、私のほうがいいたいことだ。私は、最初、オリヴィエ教
授がこの特殊技術の存在を知っていP1 9の技術の習得を未来人の貧緋ごしたのではないかと思
ったくらいなのである。もちろん、それは、そうではなく、オリヴィエ教授は学術的に、未来人、この暗黙の一致を、あなたはどのように考える
つたくらいなのであるの能力をそのように予測したのにちがい江いがヽこの暗黙の一致を、だろうか?
もっとも、オリヴィエ教授は、実際にこの特殊技術の存在を知っていて、その上に立ってホモしり把力を、このように書いたのである、ということも考えられたいことではな
アメリカやヨーロッパで知ヽむしろ、アメリ’エクセレンスの能力を、このよう られ、高く評価されはじめているのだからI。
しかし、それはとにかくとして、実際に、こういう能力をヒトにあたえる特殊な技術が、数千
年も前からこの地上に存在し、それはそのまま現在も一部の人びとの間に伝えられているという
ことは、まぎれもない事実である。いや、現に、その技術の訓練を受け、そういう能力を身につけた人びとがたん人かいる。
つまりホモーエクセレンスは、すでにこの地上にあらわれつつあるということである。それは、ま
だ、ごくわずかな数ではあるけれどもI。
未来人、ホモーエクセレンスは、これからさき、長い時間をかけて進化の結果あらわれてくる
『Iユータット
のでもないし、突然変1 体としてフランケンシュタインの怪物のごとく登場するのでもない。そ
れは、ひとつの特殊な人間開発技術により、ホモーサピエンス自身が変身するのだ。それは自然
に生まれてくるのではなく、つくられるのだ。
もっとも、いちばん最初にあらわれ恕ホモーエクセレンスは、あるいは一種のミユークットで
あったかも知れない。あるいは、未来社会への環境適応の結果あらわれた超・ヒトの先行者であ
ったのかも知れぬ。ちょうど、ネアンデルタール人の群れのなかに出現した最初のクロマニョッ
人のようにI。
ルーガリックの法則によると、すでに存在する属のなかでの新しい種の形成は、三〇〇年から
六〇万年の時間を要するという。今から五〇〇〇年まえという数字は、ホモーエクセレッスの先
行者があらわれて、ホモーサピエンスのなかに次第に新しい同族の種属を形成してゆくのにちょうど手頃な時間である。
最初のホモーエクセレンスは非常に孤独であったろう。彼はその持てるすぐれた能力ゆえに、
おのずと、予言者となり、指導者となり、教育者とならざるを得なかった。また、彼は、その持
つ異常な能力によって、数千年さきの未来を洞察し、ヒトの歴史の上における彼自身の位置をさ

とったにちがいない。
彼は、まだ低い段階のホモーサピエンスたちを教育するための「教え」を説くと同時に、これ
からやがて次第にあらわれてくる同 族たちを教育するためのカリキュラムもつくった。
彼は、周囲に何人かの崇拝者を持った。そのなかからすぐれた素質を持つ者をえらんで、彼は
このカリキごフムで訓練した。あるいは、その弟子たちのなかには、彼と同じホモーエクセレクト。だが、あまりにも高度
スのヽなその開発技術は、ひろく受け入れられるためにはあまりに難解で、入びとの進歩と熟成のため
の時が必要であった。その長い間、この技術は、しばしば、誤解されたり、誹談されたり、あるいは分裂の危機を迎えた。けれども、その技術が滅亡しよ
いは分裂の ホモーエクセレンスがあらわれて、これを継いだ。この技術は、このようにして、ひろく世にうけいれられ
る時を静かに待った。多くの人びとが、この技術を必要とし、受け入れようと努力しはじめる時期を静かに待った。 いまII、その時がきたようである。
ホモーサピエンスは生物としてその限界に到達した。いま、この世界を覆う混乱と当惑と憎悪
は、なによりも、それをものがたるものである。つぎにくるものは絶望でしかない。いまこのひ
ろい世界に、一瞬たりとも生命の危険を感ぜずして生きている入開かひとりもいない。あなた自身そうであろう。
つねに機械と技術―科学がその危機を乗り越えてきた。しかし、いまは、その機械
と技術が先頭に立って人間に打撃を加えている。 もう「さきは見えて」しまった。
ホモーサピエンスの知能がっくり出した文明は極限に達した。もしもこの世界が生き残ろうと
望むならば、あらたな文明が生まれ出なければならない。ホモーサピエンスの生み出したものは
すべて、科学も技術も宗教も、芸術さえも限界に達した。倫理も道徳も崩壊した。古い人類は必
死に古い文明にしがみついているけれども、これらはすべて過去の世界のものになった。
限界に達した生物がさいごにえらぶ道は「集団自殺」である。いま、その集団自殺が地上に展
開している。環境汚染と公害と戦乱-すべてホモーサピエンス自身がっくり出したものであ
る。結局、ホモーサピエンスは集団闘争による集団自殺によって絶滅するであろう。
見よ。宗教ですら闘争の仲間に加わった。最も進歩的だと称するこの国の宗教団体は最も闘争的である。
すべての生物かたどる最後の道を、ホモーサピエンスはっいにたどりはじめたということであろう。
陶汰がはじまっているのである。滅びるべきものは滅び去るがよい。それでヒト・属は絶えは
しない。あたらしい種の胎動がここにある。あたらしい文明と古い文明、ホモーサピエンスとホ
モーエクセレンスはしばらくのあいだ共存するであろう。それは三世代から七世代つづく。ネア

ンデルタールとクロマニョンの共存は、一〇〇世代から一五〇世代つづいた。ネアッデルタールが消滅するのにそれだけかかった。われわれの共存は、促進されてごくわずかの時間で完了す
る。五〇年から一五〇年これだけの時間のうちに、滅びるべきものは滅びるだろう。
そのあとに、ホモ・エクセレンスはあたらしい科学、あたらしい技術、あたらしい宗教、あたらしい芸術をつくり出す。それは、ホモーサピエンスとは比較にならぬ高度の知性と悟性が生み
出したあたらしい次元のものである。
ところでお聞きするのだが、あなたは、ネアンデルタールか、クロマニョンか?

 

Let’s look at the problems that humankind is facing.
-Killing, competing, hating, hurting each other-and rapidly spreading on the earth
Hazardous substance-. Where are they causing? This is what I understand.
That is because humans are stupid.
The anthropologist Linne classified humans and gave them the scientific name “wisdom humans”.
Ikukawa scholar Syaru Lulicier named the foolish human, homothrus. Nobel Prize winner
One of the authors, Rishie, was the first man in the book, “Human-This Stupid”.
I want to call it a super foolish man because it is a terrible animal
However, he wrote that the highest adjectives would be confused and confused as much as fools.
Certainly, humans have these two aspects. The wise wisdom side, the foolish and weak side, and the two sides
The contradicting creatures that come together are exactly humans, but now we are
Looking around me, Homo Sapiens is completely shadowed, and Homo Tsuru Chissimus is
It is rampant like a youkai.
Kill, scramble, hate, hurt each other I-,
It will gradually escalate. Science and technology have expanded human power indefinitely, but at the same time have increased human slaughter and exploitation, hatred and struggle indefinitely. As it is, there is no problem, homo sapien
Su is extinct.

What is most necessary for humanity now?
It is a high degree of intelligence.
This terrible folly on earth is caused by the low intelligence of humanity.
What humanity needs now is neither science nor technology. Ideology if not a revolution
not. It is neither a racial struggle nor a class struggle. Such a thing is useless.

The human intelligence is at the current level no matter how many times it has revolutionized or hundreds of times
As long as it is a repetition of a wasteful ritual.
Let’s look at history. No matter how much progress is made on what we call machinery and technology, science and civilization,
Human behavior patterns have not changed at all. Always hate each other, kill each other, scramble, this
Isn’t the pattern repeated? Where can I see changes?
Young ones. Stop wasting energy. If you think of a revolution, move forward to the intellectual revolution of all mankind.
Since the days of Neanderthal, human intelligence has not made any progress. First and foremost, we must improve human intelligence.
Eliminate the homostruth sims. Unless we do so, we no longer have a future. It has already entered the countdown stage.
At this time, there is a technology that modifies humans and changes social mechanisms. This technology dismantles all social systems
The new civilization born from it will be one dimension higher. this
Only through technology will the world be restored, and only this revolution will save all mankind from destruction.
Young ones. Why aren’t you gaze at this?
Why are you guys passionate about this unprecedented magnificent and dramatic revolution on earth?

education?
It is powerless.
It doesn’t increase intelligence, it just expands knowledge.
Education simply increases the knowledge of what the person originally has and enhances the intelligence itself.
I do not. The technology to improve intelligence is not the ability to teach and remember things, but the ability to remember
It must be a system that enhances the power itself. A fool is a fool no matter how much you educate. fool
Education is completely powerless. In order to make a fool smart, there must be a special technique.

religion?
It is a buoy that tries to convince the conscience of the intelligence hunters with some conscience.
It’s just a rake, and there is no power or technology to improve intelligence. You can become a Buddha, sing the subject,
Even if you call on the name of God, you won’t be able to get peace of mind, nourishment, and belief.
Even if it is done, intelligence itself does not increase.
The special field of religion will disappear in a future society with the most advanced and advanced intelligence. Altitude

With the ethical and moral consciousness that has been developed to the degree of intelligence, the current religion and per-religious people preach
Religious consciousness, such as “teaching”, which is totally vulgar, low-dimensional childish
Will become common sense, and you won’t have to worry about anything more
right. The human becomes addicted to Kami and Hotoke.
You should be aware that such a future society is just around the corner.
You have to know that a social system with a completely different structure is about to appear.
Do you doubt it? Let’s go.
If I.
Unless such advanced intelligence emerges, the world will end soon. Jomo Sapies
As long as it is the current level of intelligence, humans no longer have a future. Homo Sapies civilization is already limited
Reached. Daka I.
If there is a future society, it must be an advanced and completely new society.
⑤-Super-human tL brain rate coefficient
In the upcoming future society, humanity will be divided into two species.
It is not two ethnic groups or two classes. There are two species.
So, the two species will coexist for a while, but soon one of them will soon come together and quickly disappear from this world.
In that case, it is not limited to the future society that the human race shows two conflicts, but there may be some people who still give examples.
Certainly, it is colored and white, free and communist, rich and poor, dominated
You can compare some with those who are supposed to be.
But it is different.
A completely different category from that is about to appear in our world in the very near future. Such a movement is already taking place.
It is two human genera.
New humanity and sieving humanity.
One is an ordinary modern person, Homo sapiens Homo sapiens. This is sieving mankind.
The other is a future person with special abilities, Homo Excellence Homo eχcellens.
The In other words, it is a new human race.
Homo 廿 Pience is nothing but our own, but Homo Excels is
What kind of person is it?
Homo excellence means “excellent humans” who have acquired special abilities that homo sapiens do not have. Some people say that to this future person, a homo-itelli dance
The name is given.
What kind of special ability does this excellent future person, Homo Excellence, have?
Here are some of his features.
“The future species, super-human, will probably have a brain rate coefficient of 3, 9”
The world-renowned anthropologist, Professor Georges Olivier of the University of Paris,
It begins to talk in this way.
“(We are all inferior to the ability of these great creatures.
Anyway, this superhuman ability is barely imaginable.
For example,
1 Understanding the fourth dimension.
2 Ability to quickly grasp the complex whole.
3 Acquisition of the sixth sense.
4. Infinitely developed moral awareness.
5 Especially spiritual traits that are inexplicable for our enlightenment.
Etc.
I want to give us the shape of a creature with a brain rate coefficient of 3, 9, wonderful intelligence,
It ’s up to the imaginative people to decide what kind of behavior they ca n’t really understand.
To do. Whereas we are Mekura, our successors are the owners of a thousand miles
(From Ayumi Serizawa, published by Misuzu Shobo)
It has said.
Prof. Olivier is a professor of anthropology at the Faculty of Science at Fuhari University, according to the publisher’s introduction.
He has a number of books in addition to a large number of papers on anatomy, among which “Anthropological Anatomy”
Received a bachelor’s mission. Not only has he made many achievements in his own field of research, but also young research.
“It is also an instructor who has a strong sense of French anthropology in the field of human anthropology.”
It must be said that this is the first-class scientist of the day.
The scientist thus foretells the emergence of future homosexual excellence. Author
However, there is no basis, and I’m not just taking a brush that makes the devil face weird
It is. It always comes. So, 1, where did that homo excellence come from?

When will it come?
Professor Olivier says the arrival of the future, homo excellence, is inevitable in history.
Let’s follow the history of mankind.
First of all, Australopitex has evolved from Oreopitex and Ramapitex
(Monkey). But after a while, Pitecantropus-electus
changed. Soon, however, the Neanderthals (old people) will come and take over, and their era will continue for about 10 million years.
However, about 4,000 to 50,000 years ago, Kuromanyo (newcomer) with considerably advanced intelligence appears.
Then they disappeared rapidly and disappeared. However, the Kuromanyok also had australoid (Java,
It disappeared rapidly among the new species of modern human beings: Mongoloid (China), Negroid (Africa) and Caucasian (Europe). This
This is just the fact that it appears on the very surface of history, and there are countless other unknown humans and genera, or their branches.
Many scholars think that it disappeared soon after making history.
A prominent scientist says that one species has a lifespan of 100 million years, and homosapies
It is said that this age will be reached soon. So Professor Olivier also said, “Now,
I think of the next human race that is our successor, L, who has always been in a struggle.

But I,
Will the new bit appear at all?
Is it 10,000 years old? 20,000 years?・
Mostly, the next humanity of Homo sapiens is that the sun will burn someday
It ’s the same thing, but if it ’s not fancy, it ’s probably an astronomical number.
It must be an event in the future, and we are not so humane that we are worried.
You might say.
No way
If you say something like that, you’re going to be a fool.
Prof. Olivier stands on the evolutionary laws of biology for a day.
“… future people will soon come unexpectedly”
Huh? Is it so early? You will be surprised. But you are even more here
You must be surprised.
I mean! –
This new human, homo excellence, is not “coming soon”, it is

He has come to this earth. It has already appeared on this earth for a long time.
Since when II?
When do you think it is from?
since yesterday?
no
From the day?
Then last year?
That is from before 500 years!

⑥ I homo excellence qualification
There is one technology here.
When trained with that technique, every human has some great power.
Let’s raise that power.

1 Extremely developed Intelligence II
There is no memory. Analyze, infer and understand in any complex structure or organization
The power of deduction and induction that grasps the essence. It originates from pure thought that does not go through indirect thinking called Kotoba

 

密教・超能力の秘密

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ゲノム編集技術とAIで人類は創造主の座に手をかけた

2012年に登場した新たな遺伝子操作技術だが、人工知能(AI)と並んで、われわれの近未来を左右し得る力を備えている。

700万年前のアフリカでチンパンジーとの共通祖先から分かれた人類は、ついに創造主の座に手を掛けたのだ。

◆肉の多いマダイと牛も

ゲノム編集は遺伝子操作技術の一種。しかし、大豆などを原料にした食品で、使用の有無が表示される遺伝子組み換えとは違う。

他の生物の遺伝子を導入することなく遺伝情報を改変できることと、その効率の桁違いの高さが、遺伝子組み換えとの第1の違い。また、ヒトや多くの動植物に適用可能で、操作に熟練を要さない。これが第2の相違である。

この2大特徴は、第3世代のゲノム編集技術であるクリスパー・キャス9で際立つものになったのだ。

第1世代のゲノム編集は1990年代、第2世代のそれは、2010年ごろに登場していたが、使い勝手に難があった。

ともあれ、ゲノム編集では標的遺伝子をピンポイントで消去できる。中でも最新鋭のクリスパー・キャス9に至っては、従来の遺伝子組み換えとの間に、弓矢と誘導ミサイルほどの大差をつけることになったのだ。

既に国内でも実用研究に利用されている。筋肉の過剰な発達を抑制するミオスタチンという遺伝子を消すことで、多肉質のマダイを作出中だ。高品質のトマトや養殖用のおとなしいマグロを目指しての取り組みも進む。海外では肉の多い牛が開発されている。

◆がんと難病根治の次は

農畜産物や水産物の品種改良への期待もさることながら、医療や医薬品開発の分野でのクリスパー・キャス9に対する期待はさらに大きい。

難病の原因遺伝子の異常をDNAの塩基(遺伝情報の文字)レベルで修復すれば根治につながる。複雑な発症メカニズムの解明にもクリスパー・キャス9は、絶大な威力を発揮するだろう。がんの治療や予防も間違いなく飛躍的な進歩を遂げる。

だが、それだけで満足できないのが人間の欲望の常である。次にはわが子に、高い知能と運動能力、優れた容姿、体力などを与えたくなってくる。受精卵にゲノム編集を施せば可能な人体改造だ。

◆人類進化の特異点へ

遺伝子の傷や複製ミスで、がんが発症する場合でも複数の遺伝子が関与する。

論理性や記憶力など多くの知の要素の総和である頭の良さなどになると数百以上の遺伝子が関わっているだろう。

ゲノム編集がより高度化しても、それだけでは不可能な大脳の能力増強だが、それを可能にするもう一つの手段をわれわれは既に手に入れている。

AIである。

パターン認識を得意とするAIなので、DNAに32億の塩基が並ぶヒトゲノムの中から各種の発がんに関わる遺伝子の変異や相互関連性を発見し、発症メカニズムも次々、解明していくことだろう。

生命科学と情報科学の融合である。巨大資本への成長を遂げた世界的IT企業にとってのフロンティアだ。

がんや難病のゲノム編集治療を通じて、たちまちヒトゲノムのビッグデータが構築される。これを次世代AIが解読すれば、アインシュタインの頭脳を持つ不老長寿のマリリン・モンローが闊歩(かっぽ)する新時代が幕を開ける。700万年にわたる人類進化の系統図に新たな分岐が生じる瞬間だ。

ゲノム編集もAIも利便と富と覇権をもたらすがゆえに指数関数的な猛スピードで発達し、人間の対応力を超えてしまう。かくして因果は回り回ってウロボロスの蛇の形で、生みの親の人類をのみ込んでしまうのだ。

その可能性が濃厚な人類史の特異点に、私たちは遭遇しているのだと思う。