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人間の条件 人はどんな因縁を持つか

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みつこうと必死になっている仔犬の姿を思い出す。

みずこ

成功者の家庭に素行不良の子がわりに多いのは、他に原因はあるけれども、運気のつよい 親はえてしてその運気のつよさが同時に子をする因縁をも伴ないやすいため、そういう結 果を生じやすいのである。

素行不良の子を持つ親、異常に親の言うことをきかぬ子を持つ親は、根本的な対策の一つ としてこの因縁の有無をまず調べてみよ。この因縁がなければ比較的容易に直るが、この因 縁あるかぎり、絶対に直らぬのである。

この因縁は水子の霊障から生じていることが多い。

逆恩の因縁

これは恩を仇で返す因縁である。

これも家運衰退の因縁に根ざすものである。

要するに、恩を受けた人 (主人、師、 上長、 取引先、先輩など) をだましたり、傷つけた

とにかく相手に何かしら損害をあたえる。だしいのは もしその者の 持っていたなら殺して金品を奪ったりする。そこまでいかなくとも必ず思のある人 裏切りそなく

因縁というものは、必ずしも性格的なものとは限っておらぬので、「恩を仇で返す因縁」 を持った者が必ずしも恩を仇で返すような性格を持っているとは限らない。中途挫折の因縁 を持っている者が必ずしも薄志弱行型の性格を持っているとは限らぬ、と先に書いた通りで ある(もちろん、持っている因縁がそのままその人の性格になっている人もかず多いが)。 この逆恩の因縁の場合も、性格としては、恩を仇で返すというようなものと反対に、一心 に恩義にむくいようとする心がけを持っていて、そのように努力をしながら、かえって結果 的には、その恩義を仇にして返すようなことになってしまうことがよくある。例えば、主人(会 忠実で一心に尽くすのだが、それがかえって主人(会社)のためにならぬような結果 を生む努力してお得意や取引先をつくると、その取引先が何千万、何億円という不渡り手 形を出したり、倒産してしまったりして、主人(会社)に大きな迷惑をかけてしまう、とい うようなことになる。

大体、自分にとって恩のある人というのは、自分に好意を持ち、あるいは信用して、自

分を引き立て、力になってくれる人である。こういう相手に、無意識とはいえそういう損害

をあたえたり、そむいたりするということは、自分で自分の手足をもぐことである。 自分の 有力な味方を失うことになる。そこで孤立無援となり、人生の失敗者となってゆく。 人を使う人、使われる人も、ともにこの因縁には注意が必要である。

こくがい

夫の運気を害する因縁

女性が持つ因縁である。

夫の運気(生命力)を目に見えぬ力で損ね、削る。 といっても、必ずしも、日常生活にお いて夫を尻の下に敷いたり、夫を虐待するというのではない。もちろん、そういう場合もな いことはないが、前にも書いたように、因縁というものは性格にあらわれる場合と性格にまっ たくあらわれぬ場合とがある。この因縁の場合もその通りで、むしろこの因縁を持つ女性は マメマメしく夫につかえる良妻賢母型に多いので始末に困る。 江戸川柳に、

「次の間で毒が薬を煎じてる」

めなのである。

という旬があるが、これは、まさにこのパリにしているもの 心させられる。

この旬の意味は、王が年中病弱で寝ている、その家をたずねてみると、王の寝ている 次の部屋で、若い美しい細君が、甲斐々々しく薬を煎じている。 しかし実際は、この美しい 細君が病身の亭主にとっては毒なのだ、というところから、細君が薬を煎じているのを、 毒 が薬を、と皮肉っているわけである。

この因縁を持つ女性を妻に持つと、その夫は年中病弱となるか、または仕事がうまくいか

じゅうたい

ず、年中失敗したり、渋滞しがちとなる。 生命力を削られるところから、運が非常に悪くな

るのである。いかに才能、手腕があろうとも、必ず何か一つの不運につきまとわれる。 細君 が一心につかえればつかえるほど、夫の運気が悪くなるのであるから厄介である。

やっかい

世間によくあることだが、立派な細君を持った夫が、 他に女性を作り、その女性よりも 細君のほうがはるかに容色も頭もすぐれているので人が不思議がる例がある。これは、細

君のほうに、この、夫の運気を翹害する因縁があるために、夫が、生命力自衛の本能から、 無意識に細君に反発して、そういう因縁のない運気のおだやかな女性を求め、逃避するた

になる。

中年になってそういうことがよく起こるのは、もちろん、中年代で経済的に余裕が出来た り、細君の容色が衰えてきたということも理由の一つにはなるが、根本的には、若いうちは、 夫のほうも生命力がつよいので妻の運気害にも平気で耐えられているから、それほど感じ ないが、年をとるにつれて生命力が弱り、憩いの場が欲しくなってくるのである。

この因縁の強いものをもつ女性が、いわゆる「後家運」と呼ばれるもので、色情の因縁の ある夫は、前記したように他の女性に逃避し、色情の因縁のない夫は、趣味に逃避したり、 仕事に没頭したりして、冷たい家庭となる。

もし、生命力の弱い夫であったら、死んでしまう。 すなわち、 後家運と呼ばれる所以であ 女性としてしあわせな家庭を持とうと思ったら、まず切らねばならぬ因縁である。

夫婦縁障害の因縁

夫婦縁、結婚生活に障害が起きる因縁である。

なんとなくお互いに性格が合わず、年中不満を持ちあってゴタゴタが絶えず、冷たい家庭

または、お互いに愛情はあるのだが、どちらかが気になって居 仕事の関係で別れ別れに住むことになる。シュウトなどの関係で夫婦仲がうまくいかね、 など、とにかく、愛情の有無にかかわらず、結果的に夫婦仲がうまくいかない。離婚してし まうというところまではいかぬが、とにかく、年中その一歩手前までいってゴタゴタしてい るのである。

夫婦縁破れる因縁

この因縁を持っている人は、男女とも、必ず生別か死別をまぬがれない。生別となるか死 別となるかは、相手方の生命力の強弱による。

  • 獄の因縁

たきりとなる。

凶運の時に、必ず刑事事件を起こして、刑務所につながれることになる因縁である。 たいてい他の悪い因縁をあわせ持っていて、それらの悪い因縁とからみ合って起きるのが ふつうである。

ごく悪い因縁が他にあると、殺人強盗の凶悪犯となり、軽い場合には業務上の過失、 選挙 違反などで刑罰にふれる。

この因縁があると、心がけの良い悪いにかかわらず、必ず罪にふれることになる。 先日相 談に来た人で、こんな例があった。立派な人格者で、某大学の助教授であるが、ほんの僅か

交際の酒を呑んで帰りの車を運転し、暗がりで人をひいて重傷を負わせてしまった。飲酒運 転の罪に問われ、裁判中である。

これも、霊障によって起きることが多い。

  • 目を失い、手足を断つ肉体障害の因縁

目がつぶれて失明したり、手足を断つ、というように、肉体に傷害を受ける因縁である。 つまり怪我の因縁で、自動車、汽車、電車等の事故に遭うのはみなこの因縁を持っている人 である。人から傷害を受けるのもこの因縁である。べつに、病気の因縁を持っている人は、 その因縁と結びついて、手術、という形になってあらわれる場合も少なくない。

事故で手足を失う、ということに出る場合のほか、神経痛、リウマチ等で手足が痛んだり、 足腰が立たなくなったりする。

脳障害の因縁をあわせ持つ人は、脳溢血、または脳軟化症などから中気になって、長年寝

この因縁が内臓にあらわれた場合、肺結核、気管支炎、喘息などの呼吸器疾患を病む。

幼児でこの因縁を持った子が、 年中この因縁に体を責められるため、発育不良になったり、 病質になったり、強度の神経質、夜泣きなどをするようなことがある(幼児、少年の神経 〈カン症は、脳障害の因縁からくる場合と、この肉体障害の因縁に責められてなる場合

二通りあるのである)。 横変死の因縁

おうし

肉体障害の因縁が更に強くなり、悪化したもので、必ず、横死、変死をする。 自殺、他殺、 事故死のいずれかをまぬがれることができない。多く、三代以内の血縁中に、同じ因縁で亡 くなった縁者を持っているのが特徴である。このホトケをさがし出して解脱成仏させなけれ ば、必ずこの因縁の結果通りとなる。 縁者でなく、他人のホトケであることも少なからずある。

  • 脳障害の因縁

この因縁は、精神病の場合と、精神病でない頭部の障害の二種に分けられる。

すなわち、精神病 (ノイローゼ 脳梅毒など)と、頭部の怪我、または脳溢血、脳軟化症

の軽いの人は

肩こり、

まされる。

手がきかな

肉体障害のをあわせ持つ人は、脳から気になったり、 くなったりする。 脳性マヒなどもこの因縁のあらわれである。

二重人格の因縁

前記の脳障害の因縁の系列に入る因縁に、この二重人格の因縁がある。

酒を呑むと、ガラリと人が変わってしまって、全く別人のようになってしまう。

酒乱はこの因縁である。表面意識がアルコールで麻痺すると、遺伝している潜在意識や深

層意識が浮かび出て、別の性格が入れかわって出て来るのである。 異常性格・同性愛なども この因縁である。

この因縁は、家運衰退の因縁にも深い関連があり、二、三代前の縁者で、非常に不幸な、

うるみ いだ

恵まれない死に方をした人か、あるいは、他人で、その家に非常な怨念を抱いて死んだ者の

いることが特徴である。

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