金剛薩埵(こんごうさった、梵: वज्रसत्त्व Vajrasattva[1]、蔵: rdo rje sems dpa’[2], rdor sems[2])は、中期密教においては大日如来の教えを受けて法門を結集し、それを龍猛(龍樹)に伝えた菩薩とされ[3]、真言密教においては付法の第二祖とされる[4]。後期密教においては、法身普賢(普賢王如来)、持金剛と並んで本初仏(原初仏)[注 1]へと昇格した。金剛(ダイヤモンド)のように堅固な菩提心を持つと称される。
真言は、
三昧耶形は金剛杵(金剛界曼荼羅では五鈷杵、胎蔵曼荼羅では三鈷杵)。[要出典]