UA-135459055-1

大日如来の智慧を表現した「金剛界」 おさえておきたい曼荼羅の基本

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

金剛界を解剖!

金剛界曼荼羅は9の「会」でできています。
「会(え)」と呼ばれる9の区画からなり、1461尊が描かれている。悟りに至るまでの9段階を説いており、九会(くえ)曼荼羅とも呼ばれる。

1.成身会(じょうじんえ)
大日如来を中心に四如来などが描かれる、金剛界曼荼羅で最も重要な会。

2.三昧耶会(さんまやえ)
成身会の内容を、諸尊それぞれの三昧耶形で表したもの。

3.微細会(みさいえ)
成身会の内容を、三鈷杵(さんこしょ)の光背をもつ尊像の姿で描く。

4.供養会(くようえ)
成身会に描かれる諸尊が互いに供養し合う光景を描いている。

5.四印会(しいんえ)
成身会の内容を分かりやすく簡略化し、代表的な尊格のみで表している。

6.一印会(いちいんえ)
四印会をさらに簡略化し、成身会の内容を大日如来のみで表している。

7.理趣会(りしゅえ)
中心は金剛薩埵。煩悩をも悟りに高められると説く理趣経の教えを表す。

8.降三世会(ごうざんぜえ)
成身会などの菩薩の一部を不動明王、降三世明王などに置きかえている。

9.降三世三昧耶会(ごうざんぜさんまやえ)
降三世会の内容を、諸尊それぞれの三昧耶形で表したもの。

中央の成身会には何が書いてあるの?
大日如来、金剛界三十七尊、四大神(地、水、火、風)、外金剛部の二十天、賢劫(けんごう)の千仏を描き、金剛頂経の教えを表す。

読了ライン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

ntt

コメントを残す

*