数珠（じゅず）と念珠（ねんじゅ）は、仏教の修行や念仏の唱え方に使用される仏具です。
数珠（じゅず）は、通常、108個の小さな玉（数珠玉）と仕切り玉（数珠頭）で構成されています。数珠は、仏教の修行の一環として、回数を数えながら特定の言葉や真言を唱えるために使用されます。修行や冥想の際に数珠を手に持ち、数珠玉を一つずつ通していくことで、心を集中させる助けとなります。数珠は個人の宗派や信仰によって異なるデザインや素材があります。
念珠（ねんじゅ）は、数珠と同様に108個の玉から構成されていますが、数珠よりもシンプルなデザインです。念珠は、主に仏教の念仏（ねんぶつ）修行において使用されます。念仏は、仏陀や菩薩の名前や真言を唱えることで、心を清める修行法です。念珠を手に持ち、玉を一つずつ通しながら念仏を唱えることで、信仰心を深めることができます。
数珠や念珠は、個人の宗派や信仰に合わせて選ばれることが一般的です。素材やデザイン、玉の大きさや重さなどにも多様性があり、それぞれの個性や好みに合ったものを選ぶことができます。これらの仏具は、仏教の修行や宗教行事、また個人的な冥想や祈りのために使用されます。
