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チャグラが生む奇蹟  クンダリーニヨガ

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チャグラが生む奇蹟

 クンダリニー・ヨーガが超常的能力を生み出す源泉は、「チャクラ」である。

 クンダリニー・ヨーガは三千年の歴史を持つ。

 そんなにも古い時代に、クンダリニー・ヨーガは、人間の体の中に、七ヵ所の

「力の湧き出る泉」を発見し、この泉を自由に制御して、超人的能力を発生させ

る技術をつくり出した。そうして、この「力の湧き出る泉」を「チャクラ」と名

づけた。

 チャクラとは、どういう意味か?

 英国、およびアメリカ、インドに本拠を持つ神智学協会発行の6The Chakras9

の中で、リードビーターは、それを6Force Centefと訳している。〃力の中心”

である。そうして、つぎのように解説している。

Chakraという語はサンスクリット語で、輪を意味し、文学的な表現をす

輪廻転生瞑想法II 62

れば、〃法の輪の回転”である。

と。

 また、別なヨーロッパのヨーガの指導者は「幅」であるといっている。

 わたくしの考えは、このほうに近い。

 しかし、これを、輪といったり帽といってしまったら間違いであって、それ

は、車輪の中心から八方に放射状に出ている支柱、すなわち幅には似ているけれども、幅そのものではなく、また輪でもなく、幅の状態なのである。すなわち、

放射状の波動、というものが最も適切と思われる。

 それは、もの、そのものではなく、もの、の状態を示すもので、力をあらわしているのである。それは、ある刺激によってひとつの力が生じた状態なのである。

その状態が、幅のように放射されたかたちをとっているわけだ。

 それは、力が充実したとき、さまざまな色をともなって、かすかに光って見える。

霊光に似ているが、オ上フは、チャクラのように多彩な色を発しない。

 

 チャクラが、どうして、超人的ともいうべき特殊な力を発生するのか?

 長い間、それは神秘的な謎とされていたが、近代生理学の登場によって、その謎は解けた。

 チャクラの揚所は、すべて、内分泌腺と一致するのである。

 クンダリニー・ヨーガの熟達者は、特殊な修行によって得た力でその場所を刺激し、ふつうの人間の持たない力を発生させるのである。内分泌腺がその力の発生源なのである。

 これを、近代医学による内分泌腺と対照すると、表1(七三頁)のようになる。

 ただし、この、チャクラと近代医学の解剖学的対照は、わたくしの修行体験に

よってわたくしが分類したもので、欧米のヨーガの指導者たち(およびその系統の人たち)の対照分類のしかたと、だいぶちがうところがある。わたくしは、わたくしの修行体験によって、このほうが正しいと信じているが、あるいは、これはリードビーター氏がいっているように、人種、民族別による体格、体質の相違によるものであるのかもしれぬ。氏はその著書の中で、チャクラの大小、色彩、位置、形状など、有色、白色、東洋、西洋の民族、人種の相違によってかなりちがうものがあり、また、おなじ民族、人種でも、多少の個人差が見られる、とのべている。

たしかにそのとおりだと、わたくしも思っている。

チャグラの機能

 チャクラは、ホルモンを分泌する内分泌腺と同一の場所にあり、ホルモンが持つ驚異的な力を発現させる場所であることをのべた。

 では、各チャクラは、どのような力を発揮するのであろうか。

 クンダリニー・ヨーガの秘伝として伝えるところのものを記してみよう。

ムーラーダーラーチャタラ

内分泌腺の性腺、腎臓の部位である。

このヂャクラを覚醒すると、体力が異常に増進して、ふっうの人の三~五倍の

精力を持つようになる。三日、四日の徹夜くらい平気になる。いっさいの病気を受けつけず、健康体そのものとなる。病弱だった者は、その悪いところが、みななおってしまう。このチャクラに綜制を集中してそのエネルギーが発動したとき、㈲死の刑人でも床を蹴って立ち上がるだろう。男女ともにじっさいの年齢より十歳以上若べなる。

 そのかわり、強烈な性欲と生殖力を持つようになるので、そのエネルギーを、オージャスという知能のエネルギーに変える方法をあわせもちいる。

 2、スヴァーディシュターナーチャクラ

 闘いのホルモン、英雄ホルモンを湧出させる副腎の部位である。

 このチャクラが覚醒して于不ルギーが発動すると、気力が充実し、勇敢になって、積極果敢な行動力を発揮するようになる。なにものをも恐れず、なにごとにも惑わず、大胆不敵、不動の信念を持ってどんな困難にもひるまない。生死を超越した超人的手腕力量を発揮する

3、マニプーラーチャクラ(ナービーチャクラ)

ヨーガの奥義書である「ヨーガースートラ」にこうある。

臍輪に綜制をほどこすことによって、体内の組織を知ることができる。

この章について、佐保田鶴治博士は、

(自在力 第29節)

 臍輪というのは、実際の臍の孔ではなくて、そのあたりにありと想像され

る神秘な車輪状の部位のことで十六の幅をもっていると言われる。一説で

は、後世のハターヨーガで説く六つのチャクラの中の下から三番目にあるマ

ニプーフーチャクラのことであるともいう。いずれにせよ、肉眼で見える部

分ではなく、幽体に属するものとされている。臍輪は気体(生命エネルギー

からなる身体)の中央にあるから、これに綜制を行なうと、身体内の組織が

と解説されておられるが、これは、多少ともちがう。

 博士は、「そのあたりにありと想像される神秘な」といわれるが、この部位

は、決して空想的な場所ではない。たしかに神秘的とも思われる偉大な力を発揮するけれども、医学的にはっきり確認されているのである。

 それは、医学的には、ソーフー・プレクサスと名づけられた「太陽神経叢」の

ことである。腹腔神経叢、内臓動脈軸叢ともいわれ、腹腔動脈より出る上腸間膜動脈の起始部にある交感神経の大きい神経叢である(。胃の裏側にあって、さながら太陽の光線のごとく各臓器に神経を送っているので、この

名前がつけられた。

 すなわち、ここから出る神経は、食道、胃、腹部血管、肝臓、輸胆管、豚臓、

副腎、腸等に分布している。また、この神経叢は大小内臓神経、迷走神経、第十二胸神経節、第一腰神経節などが集まっており、内臓の神経としては最も重要な叢である。

 チャクラというのは、いずれも、いままで、空想的、神秘的場所とのみ考えら

れてきた。これらの部位は、決してそういうものではなく、さきにのべたよう

に、内分泌腺、神経群、酵素などに深い関係があり、じっさいに、医学的見地か

ら見ても非常に重要な場所であり、大切なはたらきをする場所なのである。

 「綜制をほどこすことによって、体内の組織を知ることができる」とあるが、こ

の綜制というのは、特別な修行を経た特殊な集中力をいう。この組織を知る、と

いうのは、単に組織を知るだけではなく、組織を自由にコントワールすることが

できるという意味である。じっさいにこの臍輪に綜制を集中すると、この太陽神

軽搬に属する内臓器官-―‐それは食道から、胃、肝臓、原臓、牌臓、副腎、腸に

至るまで、すべてを自分の思うようにコントロールできるのである。これらの内

臓器竹が、どんな状態にあるかをすぐ知り、少しでも異常があるようであれば直

ちに正常に戻してしまう。そういう力の訓練が、この臍輪のトレーニングであ

甲状腺・唾液腺の部位である。

 感覚器官の増幅が、高い次元に向かってなされる。

 聖霊と交流し、聖なるものの声を聞くことができるようになる。

 また、自分にとっで不可解な、理解できぬことなどを、天地にみちた、すぐれ

た心、智慧の于不ルギーに同化して、そこから聞くことができる。つまり、人の

肉体はほろびても、その人の持っていた心のエネルギーは、この空間に痕跡をと

どめているので、このチャクラでその心の波動と同じになれば、その心が持って

いたすべてのもの、意識も知能もみな自分と同化して、自分のものになるという

ことである。

 つまり、それは、霊界(四次元の世界)との交通の道が開けることを意味する

のである。

6、アージュニヤー・チヤクラ

脳下乖体の部位である。

 極度に発達した知能を持つ。

 一度、目にふれ、一度、耳にしたことは、ぜったいに忘れることのない記憶

力。どのように複雑な構造でも組織でも、瞬間的に分析し、推理し、理解して、本

質を把握してしまう演鐸と帰納の力。

 コトバという間接思考を経ない純粋思考から発する超飛躍的な創造力。

 究極には、仏教でいう「常楽我浄」の四徳を完成し、仏陀の感性に到達する。

 7、サハスラーラーチャタラ

 松果腺・松果体・視床下部の部位である。

 これを体現すると、仏陀の覚醒に到達する。すなわち、霊性の完成である。

 このチャクラは、「頭の中の光明」)とよばれる。このチャクラ

が目ざめた刹那、この部位に光明があらわれて、燦然とかがやくからである、と

いう。(極秘口伝あり)

 

 

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