このシステムで訓練すれば、眠れる君のニューロンはたちまち目ざめ、君の知能は三倍になる。
それは、ヒトを全くべつな生物に変えてしまう超技術だ。
その超技術がここにある。
ヒトを改造する超技術
トラブル
ヒトの知能が倍増し、人類の知的水準が現在の二倍ないし三倍になったら、世界はどのように変わるであろうか? おそらく、人類は、いまかかえているあらゆる問題を、すべて解決してしまうであろう。
いやーー、それよりも、全く新しい構造の社会が出現するのではないか?
人類がいまかかえている問題を見てみよう。
――殺し合い、作い合い、憎み合い、傷つけ合い――そして地球上に急速にひろがりつつある
有害物質―――。それらはどこに原因があるのであろうか?わかりきったことである。
それは、ヒトがいかなためである。
人類学者リンネは、人間を分類して「知恵あるヒト」と学名をつけた。
ホモ・ サンビエンス
ホモ・スウルチッシムス
生理学者シャルル・リシェは、愚かなヒト、ホモ・スッルッスと名をつけた。ノーベル賞受賞者のリシェは、その著、「人間―この愚かなるもの」の序文で、 人類のかずかず の愚行をつぎつぎとあげ、実にあきれかえったおろかな動物であるとして、超感 人類 と呼びたいところだが、まあ、最上級の形容詞はがまんして、感 人類ぐいでかんべんしておこうと書いている。
たしかに、ヒトには、この二つの面がある。賢い知恵ある面と、愚かで弱い面と、二つの面がひとつにまざり合っている矛盾した生物が、まさにヒトであるということなのだが、いま、われ
われの周囲をながめてみると、ホモ・サピエンスは全く影をひそめ、ホモ・スッルチッシムスがのごとく横行している。
殺し合い、奪い合い、憎み合い、傷つけ合いー、それは次第にエスカレートしてゆく。科学と技術はヒトの力を無限に拡大したが、同時に、ヒトの殺戦と搾取と憎悪と闘争をも無限に増大させた。このままでは、間もなく、モ・サピエンスは絶滅する。
いま、人類にもっとも必要なものはなにか?
それは高度の知能である
。
この地上に展開する恐るべき大愚行は、なによりもまず人類の知能が低いところに原因する。
いま、人類に必要なものは、科学でもなければ技術でもない。革命でもなければイデオロギーでもない。人種闘争でもなければ階級闘争でもない。そんなものはなんの役にも立たぬ。
きつくさくしぞうとうそう何十回、革命を起こしても、何百回、闘争をくりかえしても、人類の知能がいまの水準にあるかぎり、それはむなしい儀式のくりかえしに過ぎぬ。
歴史をみてみよう。機械と技術、科学と文明と称するものがいくら進歩発達しても、おろかな人間たちの行動パターンは少しも変わっていない。つねに、憎み合い、殺し合い、奪い合う、このパターンのくりかえしではないか。どこに変化が見られるか。
若ものよ。エネルギーのむだな燃焼をやめたまえ。革命を思うなら、全人類の知能革命に前にせよ。
ネアンデルタールの昔から、ヒトの知能は一歩も前進していない。なによりもまず人類の知能を高めねばならぬ。
ホE・スツルチッシムスを絶滅せよ。そうせぬかぎりわれわれにもはや未来はない。それはす
でに秒読みの段階に入っている。
このとき、ここに、ヒトを改造し、社会機構を一変させる技術がある。この技術は、ふるき社会体系をすべて解体し、そこから生まれるあたらしい文明は、次元をひとつ超えるだろう。
この技術によってのみ、世界はよみがえり、この革命だけが全人類を破滅から救う。若いのよ。
君たちはなぜこれに視線を向けぬのだ。
次ぎ、出たのは、この、地上いまだかつて比類なき壮大にしてドラマチックな革命に情熱をた
