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科学におけるヒトの改造 2 Human remodeling in science 2

不死の複製人クローン人

 

それでは、もうひとつ、科学の最後の提案をみてみよう。

さきに述べた遺伝工学の件ででもわかるように、生物学は、いまや、生物現象のなかでももっとも重要な領域、すなわち、生物の生殖過程までも変化させはじめている。

近年、避妊や、精子の長期保存、人工授精の新しい技術、さらにごく最近では種々の不妊症を回復させる新しい方法などについていろいろな解説が普及し、研究がすすめられつつあることは、すでにポピュラーな事実である。そのなかでも、もっとも目ざましいのが、遺伝子の配列を変えて、生物―ことにヒトを改造しようという技術であった。これはさきの項で述べたが、いま、この遺伝子変換の法とならんですすめられつつあるいくつかの研究のなかで、まさに驚天動地ともいうべき技術の開発がひとつある。

 

 

これがもしも完全に成功したならば、その技術において、ヒトはまさに神になったといってもよいであろう。ただし、技術の面だけでのことだが――。

 

それはすでにごく一部のジャーナリズムに注目されはじめ、報道記事にされている。さし木から生まれたアインシュタインたち』というような、興味をそそられる見出しで報じられた研究

「もっと科学的にいうならば、それは、クローン人ともいうべきものだ」

 

と、G・R・ティラーは註釈する。

 

 

クローン人とは、一個体の細胞から無性的に増殖・分化して生じた同一人間群のことである。

 

今から七、八年ほど前のこと、アメリカのユーネル大学でひとりの科学者が、彼として最初の研究結果を発表したとき、周囲のみんなから、それは誇大な自己宣伝だと受けとられてしまった。それは、それほど突飛な、いわば意想外ともいうべきものだったのである。けれども、その内容を検討して、それが決して誇大なものではないことを知った世界的な

 

生物学者ジョシュア・レーダーバーグは、溜め息をついてこういった。

 

「私たちは、大変な変革的な動乱のがけっぷち」にいるのかも知れぬ」

と。

 

その研究は、地球上の植物、動物、人間など、すべての生命の現在の立場を根底からゆるがしんでしまう可能性にみちたものだったのである。

 

その科学者というのは、コーネル大学の細胞・生理・成長・分化研究所長のF・C・スチュワード教授である。驚異にみちた彼の研究とはこうである。詳細なその研究内容の解説を、G. Raray Taylors The Biological Time Bomb” 「生物学的時限爆弾」(邦訳、人間に未来はあるか、す刊)から引用させていただこう。

 

 

、つまり私たちの食べている部分から細胞をとり出し、それを、ゆっくり回新しくいるのはいった管のなかに入れる。その時差液のなかには、普通には使われていない成分ココツミルクがふくまれていた。彼は「私たちはほとんど動かない」 ニンジンの細胞にドラマチックな変化が起きるなどとは期待していなかった」と述べている。それにもかか

わらず、ニンジンの組織は急に成長しはじめた。

 

三週間もたたないうちに、どんどん重さがふえ、もとの約八〇倍になった。彼はこういっている

 

 

 

Immortal replica human clone

Let’s take another look at the final proposal of science.
As can be seen in the case of genetic engineering mentioned earlier, biology is now beginning to change even the most important area of ​​biological phenomena, that is, the reproductive process of living things.
In recent years, various explanations on contraception, long-term storage of sperm, new techniques for artificial insemination, and more recently, new methods for recovering from various infertility have become widespread, and it is already popular that research is being promoted. It is a fact. Among them, the most remarkable was the technology to change the sequence of genes to remodel living things, especially humans. This was mentioned in the previous section, but among the several studies that are being promoted along with this gene conversion method, there is one development of a technology that can be called a wonderland.

If this were completely successful, it could be said that humans have become a god in the technology. However, only in terms of technology.

It has already begun to attract attention to a small proportion of journalism and has been reported in the press. Studies reported under intriguing headlines, such as “Einsteins Born from Cuttings”
“Scientifically speaking, it’s a cloner.”

G. R. Tiller commented.

A cloned person is a group of human beings that asexually propagates and differentiates from a single cell.

About seven or eight years ago, when a scientist at the University of Unell in the United States published his first findings as him, everyone around him perceived it as an exaggerated self-promotion. I have. It was so outlandish, so to speak, unexpected. But after reviewing its content, I realized that it was never an exaggeration.

Biologist Joshua Lederberg sighed and said:

“We may be at the edge of a tremendous transformational upheaval.”
When.

The study looked at the possibility of undermining the current position of all life, including plants, animals and humans on Earth.

The scientist is Professor FC Steward, director of the Institute for Cell, Physiology, Growth and Differentiation at Cornell University. Here’s his amazing study. Let me quote a detailed explanation of the research content from G. Raray Taylors The Biological Time Bomb “” Biological Time Bomb “(Japanese translation, Is there a future for humans?).

That is, we take the cells out of our eating part and slowly put them into the new tube. At that time, the staggered liquid contained coconut milk, an ingredient that is not normally used. “We didn’t expect dramatic changes in carrot cells,” he said. Also
Nevertheless, the carrot tissue began to grow rapidly.

In less than three weeks, the weight increased and became about 80 times the original weight. He says:

科学におけるヒトの改造 Human remodeling in science

Human remodeling in science

 

In addition, General Electric Co., Ltd. has released a “pedipreter” (walker) for the US Army.
I’m making it. Like the long legs of stilts, it is an instrument that can be walked with a huge stride when attached. Unlike stilts, this metal leg has knees and manic joints that let you know if it’s balanced and adjust it. With this instrument, we’ll be able to straddle a small building and walk a kilometer in five or six steps.

In the future, you can combine these types of instruments and devices to not only walk on stride or lift heavy objects, but also every action-swim long distances at great speeds, a day or two. You will be able to easily swim around the bottom of the water and jump from branch to branch.

Obviously, this is not just a kikai, it is a’human amplifier assimilated into human work.

“And humans and machines have entered a new relationship. The two are virtually indistinguishable from each other.
A relationship that seems to be-cyborg is a term coined for such hybrids, “G.R. Tiller gives a new definition for cyborgs.

However, the ultimate in human cyborgization will be the amplification of the cerebrum, which is the center of human intelligence, rather than the hands, feet, and lungs. It has already begun. Scientists are working on technology that connects the human brain directly to computers. The year 2018 predicts that it will be possible by that time.

Then you will be asked how to embed a computer.

Research seems to be proceeding in this direction. But in reality, the opposite can happen. In other words, it is not unthinkable to put biological parts → 腦 in a computer. It is a complete synthesis of human and human. Combined marriage between humans and machines! It seems like that is happening.

Sci-fi writer Isaac Asimov predicts the creation of a new mixed race of humans and machines. So is that the culmination of human remodeling in science? Eventually, we’ll be wondering if we’re talking to mechanized humans or humanized machines.
Or, even myself, I don’t know which one.

Thus Homo sapiens disappears.

Will humans be quietly absorbed into machines without the extinction consciousness that they will come out? Or, on the contrary, the last Homo sapiens is the achievement of the scientist who created such science. One day, while praising, suddenly the consciousness disappears in the machine? If so, this is exactly the history of 100 million years of human beings and the existence of human beings. It can be said that it is the great nonsense of the century when all the shields were put on in that moment.

 

 

科学におけるヒトの改造

 

また、ゼネラル・エレクトリック社は、アメリカ陸軍用に「ペディプレター」(歩行器)を
つくりつつある。竹馬の長い足のように、それをつけると巨大な歩幅で歩きまわることのできる、器械である。竹馬とちがってこの金属の脚には膝や躁関節があり、バランスがとれているかどうかを知らせ、調節する仕組みになっている。われわれはこの器械をつけることにより、ちょっとしたビルなどひとまたぎにし、一キロの道を五、六歩で歩いていってしまうようになるだろう。

将来は、この種の器械や装置を組み合せて、大またで歩いたり、重い物をかるがると持ち上げたりするだけでなく、あらゆる動作――長い距離を非常なスピードで泳いだり、一日も二日も水底を泳ぎまわったり、枝から枝へとびうつったりを、やすやすとやってのけるようになるだろう。

明らかに、これは単なるキカイではなく、それは人間の働きに同化した『人間増幅器である。

「や人間と機械は新しい関係にはいった。二者が事実上見分けられないほどたがいにり合
っているような関係――サイボーグとはこのような混成生物にたいしてつくられた言葉である」とG・R・ティラーは、サイボーグに対して新しい定義をくだす。

しかし、ヒトのサイボーグ化の究極は、手や足や肺ではなく、結局、ヒトの知能の中枢である大脳の増幅ということになるであろう。すでにそれは始まっている。ヒトの脳とコンピューターを直結する技術に科学者たちはとり組んでいる。「西歴二〇一八年」は、 その頃までにそれは可能になるであろうと予測している。

そういうと、いかにコンピューターを埋めこむのかと聞かれる。

いう方向に研究はすすめられつつあるようである。だが、しかし、実際にはその反対のことも起こり得る可能性があるのだ。つまり、コンピューターのなかに、生体部品→腦ーをおくことだって考えられないことではないのである。それは、ヒトとキカイとの完全な合成である。人間と機械との複合結婚!、そういうものが起こりつつあるように思える。

SF作家のアイザック・アシモフは人間と機械の混血した新しい生物種ができることを予言している。すると科学におけるヒトの改造の極致は結局それなのか?そのうち、われわれは、機械化したヒトに話しかけているのか、ヒト化した機械に話しかけているのか、わからなくなる日がやってくるだろう。
あるいはまた、自分自身でさえ、そのどちらであるのかわからないというが。

かくしてホモ・サピエンスは消えてゆく。

ヒトは、自分たちがい出ほろびるという絶滅意識を持たぬまま、しずかに機械のなかに吸収されてしまうのか?あるいは、かえって、最後のホモ・サピエンスは、これほどの科学を生み出した科学者の功績をほめたたえつつ、ある日、突然、その意識を機械のなかに消してゆくのであおうか?もしもそうだとするならば、これこそまさに、一00万年のヒトの歴史と、ヒトという生物の持つすべての盾をその一瞬にかけた世紀の一大ナンセンスというべきだろう。

今日の運命 2021年8月27日 Today’s fate August 27, 2021

2021年8月27日

 

丁未日の日    大日如来

仕事の事、旅行の事、病人の事、などが出やすい日。こみいった事が多い。いそがしい割に成果は少ない。 短慮は禁物。いやな仕事も進んで引き受ける位の気持ちが大切

大日如来

摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)仏。真言密教の教主で、宇宙の万物の智慧と慈悲の表徴。内は真如法界を照らし、外は一切衆生を照らす。一切の徳の総摂とされる。金剛を智法身、胎蔵を理法身とした二身を畢竟(ひっきょう)不離一体とする

 

御真言

オン、バ、ザラ、ダ、ト、バン

 

再生の週  親の日
趣味や仕事に没頭できる日。
予想以上の成果が得られるので、一気に片付けましょう。
さらに恋愛運が好調なので、意中の人との距離を縮めるためには、この日に行動することをお勧めします

 隠者
正位置・・・秘められた知恵。哲学。真実の愛(それらを求め続ける者)。研究者。思慮。分別。自制。自己の判断による行動。静かな忠告。弁護士。逃避行。俗世間から離れた生活。
逆位置・・・愚かな知恵。偽りの愛。未熟。忍耐不足。愚かな悪事。忠告の拒否。親切な助言の拒否。
ウェイト解説
正位置・・・深慮。慎重。また、特殊な意味として反逆。偽り。悪事。崩壊など。
逆位置・・・隠蔽。欺き。政策。恐れ。理由の無い警戒。

 

 

大日如来 Dainichi Nyorai

大日如来

大日如来(だいにちにょらい、Mahāvairocana)は、真言密教の教主であるであり、密教本尊][3]。一切の諸仏菩薩本地[2]

胎蔵曼荼羅の胎蔵大日如来(中央)

円成寺大日如来像(金剛界大日、運慶作、国宝

11世紀から12世紀(平安時代)に作られた大日如来像、重要文化財、東京国立博物館蔵

胎蔵曼荼羅

金剛界曼荼羅

大日とは「大いなる日輪」という意味です。太陽を司る毘盧舎那如来がさらに進化した仏です。密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指します。また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。

 

大日如来には悟りを得る為に必要な智慧を象徴する金剛界大日如来と、無限の慈悲の広がりを象徴する胎蔵界大日如来という2つの異なる捉え方があります。金剛とはダイヤモンドのことを指し、智慧がとても堅く絶対に傷がつくことがないことを意味しています。また、胎蔵とは母親の母胎のようにすべての森羅万象が大日如来の中に包み込まれている様を意味しています。この2つが揃って大日如来を本尊とする密教の世界観が出来上がるのです。

 

真言

  • オン・バザラ・ダト・バン (金剛界)
    • Oṃ vajra-dhātu vaṃ[14]
  • ナウマク・サンマンダ・ボダナン・アビラウンケン (胎蔵界)
    • Namaḥ samanta-buddhānāṃ, a vi ra hūṃ khaṃ[

 

今日の運命 2021年8月26日 Today’s fate August 26, 2021

 

2021826日  丙午日

 

三碧木星の日

 望み事を持った人が来訪する。思い掛けない事が起こる。善因善果。神、親、社会、衆生、物のご恩をかみしめ精神本位で行動すべき日 今まで9日間の行動の善悪によって思いがけない吉凶が生じます。

勢至菩薩

August 26, 2021 Hinoe uma

 

Mitsuo Jusei Day

A person with a desire visits. Something unexpected happens. Good cause and good effect. A day when you should act in a spiritual manner with the grace of God, parents, society, sentient beings, and things. The good and evil of your actions for the past nine days will cause unexpected good and evil.

Mahasthamaprapta

People born in the year of the horse and June People who were born in the year of the monkey and in July and August
Amitabha’s side samurai. A bodhisattva that symbolizes wisdom, illuminates all things with the light of wisdom, removes the hesitation of sentient beings, gains unrivaled power, and removes suffering. Many Mahasthamaprapta.

Anyone can be a genius

ヒトはだれでも天才になれる

 

あなたは信じられるだろうか?

ヒトはだれでも、自分の持つ知能のわずか数パーセントしか使っておらず、あとの九〇なんバーセントかは、まるでそのへんの押し入れにボロきれでもつっこんで忘れてしまったかのごく、ほうりっぱなしで、だれひとりこれを使おうともしないというのである。

もちろん、あなたもそのひとりでる。

そこで、ギャラップ世論調査研究所のジョージ・ギャラップはこういうだ。

「これは脳生理学者の定説であるが、ヒトは、その持つ知能の、二パーセトから五パーセントしか使っていない。

 

Can you believe it? Every human being uses only a few percent of his intelligence, and the other 90 percent, as if he had forgotten it in a closet, who was left alone. He said he wouldn’t even use this alone. Of course, you are one of them. So, George Gallup of the Gallup Polling Institute says: “This is the dogma of brain physiologists, but humans use only two to five percent of their intelligence.

 

 

あとの九〇なんパーセントはほうりぱなしで、だれひとりこれをとり出して活用しようと考える者がいない。

まことに皮肉きわまるはなしではないか。

いや、それはむしろナンセンスというべきである」と、この著名な情報研究家はふんがいする。

「この国の最も熟練した専門家たちが、最新の電子計算機の潜在能力を開発するために、日夜、研究、努力しているのに、その一方で、どんな巨大な電子計算機よりもはるかに偉大な機械であるこの人間の頭脳の潜在能力についてはなにひとつ知らず、研究しようという気さえも起こさなと、イギリスの科学界設者のG・K・ディラーが、まるでそのあとをひきつぐかのよう
に、その人間に未来はあるか」でこう述べる。

 

The remaining 90 percent are free of shavings, and no one wants to take them out and use them. Isn’t it really ironic? No, it should be rather nonsense, “says the prominent information researcher. “While the country’s most skilled experts are working day and night to develop the potential of modern computers, on the other hand, they are far greater than any giant computer. It’s as if British scientific founder GK Diller would follow suit, saying he didn’t know anything about the potential of this human brain, a machine, and didn’t even want to study it. NS And does that person have a future? ”

 

 

「とり上げられている革命的な考え、脳の使われないでいる能力、潜在能力を利用しようと
いう考える、ある条件のもとで撮ってみよう。

火難の神として富士山に祀られた美神 「木花之佐久夜毘売」

火難の神として富士山に祀られた美神<br>「木花之佐久夜毘売」<br><small>日本人なら知っておきたいニッポンの神様名鑑</small>

まだ日本という国がなかった頃、国生みの神イザナギイザナミによって多くの神々が誕生しました。彼らにはそれぞれ役割や力が与えられ、日本国を統一していきます。では、どのような神様がいるのかご存じでしょうか? 主要な神様のプロフィールを、祀られている神社やご利益とともに紹介する本連載。今回は火中で出産するという強さをもつ安産の神、コノハナノサクヤヒメです。

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木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)

火中で出産するという強さをもつ女神。そのような状況でも無事に出産したことから安産の神、また火の神として、富士山に祀られたのがコノハナノサクヤビメだ。桜の美しさを体現している神様として、コノハナノサクヤビメを祀る富士山本宮浅間大社は、現在桜の名所にもなっている。

スクナビコナ

スクナビコナは、国造りの協力神、常世の神、医薬温泉禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造の神など多様な性質を持つ。

酒造に関しては、は古来薬の一つとされ、スクナビコナが酒造りの技術を広めたことと、神功皇后が角鹿(敦賀)より還った応神天皇を迎えたときの歌に「少名御神」の名で登場することから、酒造の神であるといえる。

石に関しては、記述よりそうした面が見られると想像されるだけであり、あくまで性質的なものである。

 

日本神話最小の神・スクナビコナの登場は、なんとも謎めいています。

あるときオオクニヌシのもとに、ミソサザイの羽を身にまとったとても小さな神が、海の向こうからガガイモのサヤに乗ってやってきます。この不思議な神の正体を探ろうと、オオクニヌシが周りの神々に尋ねると、ヒキガエルがクエビコなら知っているだろうと答えます。クエビコとはカカシのこと。物知りなクエビコは、この小さな神がカムムスヒの子のスクナビコナだと答えました。

天にいるカムムスヒは、スクナビコナが小さすぎて指の間から落ちてしまったのだといい、これからはオオクニヌシと兄弟となって国作りに励むよう命じました。そこから二神の国作りははじまります。

古事記には国作りの内容は記されていません。しかしスクナビコナの正体が田に住むカエルやカカシによって明かされたことを考えると、稲作に関わることだったと推測されます。「播磨国風土記」や「出雲国風土記」にオオクニヌシとスクナヒコナが一緒に稲を運ぶ様子が描かれていることも、そのことを示しています。

また日本書紀には、二神が人間や家畜のために病を治す方法を定めたとあります。医術も広めたということです。「伊豆国風土記逸文」にも、オオクニヌシとスクナビコナが人間たちが早く死ぬことを哀れんで、薬と温泉の使い方を教えたとあります。日本では健康のために温泉に入ることが古くから行われていました。その背景には、この二神の存在があったということでしょう。全国各地の温泉地に二神を祀る神社があります。

 

医療・薬事をつかさどる神、少彦名命

少彦名命(スクナヒコナ)は、大国主神(オオクニヌシ)の有力な右腕となり、出雲建国のために活躍します。日本書紀によれば、大国主神とともに病を除く法や、虫害・鳥獣の害を除去する法を定めたとされています。

 

出雲大社

出雲大社とは

 

出雲大社と大国主大神

御祭神

八雲立つ出雲の国が神の国・神話の国として知られていますのは、神々をおまつりする古い神社が、今日も至る処に鎮座しているからです。そして、その中心が大国主大神様をおまつりする出雲大社です。

大国主大神様は、広く“だいこくさま”として慕われ、日本全国多くの地域でおまつりされています。大神さまがそれぞれの地域でお示しになられた様々な御神徳は数多くの御神名によって称えられております。

出雲大社-出雲大社と大国主大神

国づくり

その御神名の一つに「所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)」があります。それは遠く神代の昔、私たちの遠い祖先たちと、喜びや悲しみを共にしながら、国土を開拓された事に由来しており、これが“国づくり”の大業です。
大神様は国づくりの最中、農耕・漁業・殖産から医薬の道まで、私たちが生きてゆく上で必要な様々な知恵を授けられ、多くの救いを与えて下さいました。この慈愛ある御心への感謝の顕れが、一つ一つの御神名の由来となっているのです。
今では広く“えんむすび”の神として人々に慕われていらっしゃいますが、この“縁”は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきです。そして、日本の悠久なる歴史の中で、代々の祖先の歩みを常に見守られ、目に見えないご縁を結んで下さっているのが大国主大神様なのです。

出雲大社-出雲大社と大国主大神

御鎮座の由来

大国主大神様が国づくりによって築かれた国は、「豊葦原の瑞穂国」と呼ばれ、あらゆるものが豊かに、力強く在る国でした。大神様は国づくりの後、築かれた国を私たち日本民族を遍く照らし治める天照大御神様へとお還し(国土奉還=国譲り)になりました。そこで天照大御神さまは国づくりの大業をおよろこびになり、その誠に感謝なさって、これから後、この世の目に見える世界の政治は私の子孫があたることとし、あなたは目に見えない世界を司り、そこにはたらく「むすび」の御霊力によって人々の幸福を導いて下さい。また、あなたのお住居は「天日隅宮(あめのひすみのみや)」と申して、私の住居と同じように、柱は高く太い木を用い、板は厚く広くして築きましょう。そして私の第二子の天穂日命をして仕えさせ、末長くお守りさせます。
と申されました。こうして大国主大神様は目に見えない世界を司られ、天照大御神様の御命令によって高天原の諸神がお集まりになり、大国主大神様のために宇迦山の麓に壮大なる宮殿が造営されました。そして大国主大神様は永久にお鎮まりになって人々の幸福のために慈愛をそそいで下さることになり、今に至るまで厚い信仰をお受けになっています。

この荘厳な御社は天日隅宮を始め様々な名称で称えられてきましたが、現在は「出雲大社(いづもおおやしろ)」と申しております。

出雲大社-出雲大社と大国主大神

 

大国主

『古事記』上つ巻、及び『日本書紀』神代紀(下)に拠れば、スクナビコナらと共に「大国主神が行った国作りとは、人々に農業や医術を教え、生活や社会を作ること」であったとされる[12]。荒ぶる八十神を平定して日本の国土経営の礎を築いた。また出雲大神には祟り神としての側面があり、転じて「病を封じる神(医療神)」になったという[12][13]古事記には、出雲大神の祟りで口がきけなかった本牟智和気命垂仁天皇第一皇子)が、出雲大神に参拝することで口が利けるようになったとの逸話がある[14]

医療神としての信仰の事例を近世挙げると、1883年(明治16年)10月に明治天皇皇后昭憲皇太后[15]もしくは大正天皇の生母柳原愛子が病弱だった明宮(のち大正天皇)の健康を祈り[16]出雲大社より大国主の分霊をとりよせ、明宮が生活していた中山忠能邸の神殿に祀っている[17][18]。 大正天皇は皇太子時代の1907年(明治40年)5月27日[19]、軍令部長東郷平八郎大将と共に[20][21]、出雲大社を参拝した[22][23]。先述の「記紀にて人々に医術を教えた事による医療神信仰」に加えて、大正天皇は己卯の年の生まれ(平易に言えば干支は卯年の生まれ)であるので、(大国主の兄弟神たち・八十神に嘘の治療法を教えられて浜辺で泣いていた兎を正しい治療法・蒲の穂の花粉で癒やしたという因幡の白兎の)[12]逸話等から験を担いだものとされる