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四念住法(四念処観)とは

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四念住法(四念処観)とは

四念住法は、仏教における**「気づき(念)」を深めるための四つの内観法(ヴィパッサナー瞑想の基礎)**です。

「念住」とは、「念を住(とど)めて観る」という意味で、「ある対象にしっかりと注意・気づきを向け、真実の姿を観察する」ことを指します。

これにより、煩悩の根源である無明(真理を知らない状態)を破り、涅槃へと至る智慧を育てる修行法とされています。

🧘 四つの念住(四念処)

① 身念住(しんねんじゅう)― 身体を観る

「身体は不浄である」と観じて執着を離れる修行

対象:身体そのもの、呼吸、姿勢、動作、四大(地水火風)、死体観など

方法例:

呼吸観(安那般那念):「息を吸っている、吐いている」と気づく

歩行瞑想:「歩いている」ことに完全に気づく

身体は不浄・無常であり、老病死を免れないものだと観る

✅ 目的:身体への執着・肉体への錯覚を手放す

② 受念住(じゅねんじゅう)― 感受を観る

「感受はすべて無常である」と観じてとらわれを断つ修行

対象:楽・苦・捨(中性)の三種の感受(身体的・精神的感覚)

方法例:

楽しい感覚が起こったとき、「これは楽受である」と気づく

苦しい感覚の中にあっても、それが一時のものであると見抜く

感受が「縁起により起こり、また滅していく」ことを観察する

✅ 目的:感情・感覚への反応(貪り・怒り)から自由になる

③ 心念住(しんねんじゅう)― 心の状態を観る

「心は常に変化し、定まらないもの」と観じる修行

対象:心の性質(欲のある心、怒りのある心、散乱した心、集中した心 など)

方法例:

今の自分の心がどんな状態かをラベリング(例:「今、怒りの心がある」)

心の変化をただ観察する。制御・否定・評価はしない

「心とは縁に依って現れる無常な働き」であると観る

✅ 目的:心の働きへの同一化を手放し、心の本質に目覚める

④ 法念住(ほうねんじゅう)― 真理(ダルマ)を観る

「すべての現象は縁起により生じ、無常・無我である」と観じる修行

対象:五蓋(ごがい:修行を妨げる心の障り)や五蘊(ごうん:存在の構成要素)、四聖諦(苦・集・滅・道)など

方法例:

「これは煩悩(欲・怒り・妄想)によるものである」と観察する

五蘊(色・受・想・行・識)が無常であり、自己ではないことを見極める

苦の原因とそれを滅する道(四聖諦)を観じて智慧を得る

✅ 目的:あらゆる現象を法(ダルマ)の視点で理解し、智慧を確立する

🌱 四念住法の実践効果

迷いの根本である「我への執着」「欲望への反応」から解放される

正しい智慧が育まれ、八正道や七覚支などの実践へと進む基盤となる

瞑想の深化とともに、煩悩の雲が晴れ、涅槃の光が見え始める

📜 経典での出典

『大念住経(マハー・サティパッターナ・スッタ)』:長部経典26

『念処経(サティパッターナ・スッタ)』:中部経典10

ご希望があれば、それぞれの「念住」を物語化、小説化、詩化することもできます。
たとえば、

身念住編:「息のひとつに宿る真実」

受念住編:「揺れる心、たゆたう感覚」

心念住編:「心の波にただ在る」

法念住編:「すべては法に還る」

 

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