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道を忘れた僧たち The Monks Who Lost Their Way

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道を忘れた僧たち The Monks Who Lost Their Way

静寂の中に差す光
揺れる影と迷いの声
祈りの言葉届かずに
胸に残る未熟の嘆き

煩悩を尽くせ 心を澄ませ
七科三十七の道を行け
成仏を願う その問い抱き
解脱の光に手を伸ばせ

A ray of light through silent halls
Shadows waver, doubts softly call
Prayers unspoken, lost in the air
A sorrow of growth left lingering there

Cast off desire, let the mind be clear
Walk the path of thirty-seven here
Hold the question, seek what’s true
Reach for the light that shines on you

 

「道を忘れた僧たち」

薄明かりの差し込む静寂の伽藍の中、幾人かの僧侶が無言で座していた。彼らは皆、成仏を願う者たちだった。だが、その祈りとは裏腹に、心にはどこか満たされない影が漂っている。釈迦は静かに立ち上がり、厳然たる声で問いかけた。

「汝ら、本当に成仏を願うのか?」

僧侶たちは一斉に頭を垂れる。彼らの沈黙が、彼らの中に巣食う迷いや怠惰を物語っているようだった。

「成仏とは、漏尽解脱――すなわち煩悩をすべて尽くすことだ。しかし、汝らはその道を歩んでいるか?」

釈迦の声が堂内に響き渡った。その言葉は、鋭い刃となり、僧侶たちの胸中に突き刺さる。

「四念処法、四正断法、四如意足法、五根法、五力法、七覚支法、八正道――これら七科三十七道品を修行する者のみが成仏の道を歩むことができる。だが、汝らの行いを見れば、これらの教えを顧みていない者ばかりだ。」

釈迦の視線が一人一人に注がれる。その眼差しは、僧侶たちの胸の奥を覗き込むかのように鋭かった。

「心に念を置き、行動を正し、意志を定め、力を養い、覚悟を持ち、道を歩む――これが成仏への道である。これを怠る者には、たとえ僧侶であっても、成仏など夢物語だ。」

その言葉に、一人の若き僧侶が顔を上げた。その眼には、迷いと共に、かすかな決意の光が宿っている。

「師よ、どうすれば私たちはその修行を全うできるのでしょうか?」

釈迦は微笑み、静かに頷いた。

「まずは己の心を見つめよ。四念処とは、身・受・心・法を正しく観じることだ。自らの身体と感覚、心の在り様、そして法の本質を理解し、煩悩を取り除け。そこから全てが始まる。」

その言葉に、僧侶たちは深く頭を垂れる。釈迦の声は続いた。

「道を求める者よ、修行に終わりはない。しかし、その先にある解脱の喜びは、何者にも代えがたいものだ。」

堂内には再び静寂が訪れた。だが、その静けさは、先ほどまでの重い空気とは違っていた。僧侶たちの胸の内に、小さな希望の火が灯されたのだ。彼らはそれぞれ、釈迦の言葉を胸に刻み、新たな修行の道を歩み始める覚悟をした。

そして、彼らの心には一つの問いが深く根付いていた。
「私は、本当に成仏を望んでいるのか?」

その問いが、彼らを前へと進ませる道標となるのであった。

 

 

 

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