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準胝觀音

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準胝觀音

準紙功德聚。寂静にして心常に誦
十れば一切諸諸の大難能く是の人
を侵すこと無し。
天上及び人間福を受くること佛の如く等し。此の如意珠に遇はば定んて無等等を得 ん。若し我れ誓願大悲の裡一人とて二世の願を成ぜずんば我れ虚 妄罪過の裡に堕して本覺に歸らず 大悲を捨てん。

 

准胝観音の物語

遥か昔、世界のあらゆる存在が調和を求めていた時代。山奥の秘境にて、母なる慈悲と戦いの力を宿した女神が降り立った。名を准胝観音(じゅんていかんのん)という。彼女はヒンドゥーの女神ドゥルガーとして知られ、無数の魔族と戦い、多くの生命を救った。その美しさは神々をも魅了し、持つ武器は闇を一掃するほどの力を秘めていた。

しかし、彼女の物語はそこで終わらない。仏教の地にその姿が伝わると、准胝観音は慈愛に満ちた母性の象徴として人々に崇められるようになる。「仏の母」として、無数の仏を生み出し、清浄なる心と安らぎをもたらす存在へと変容したのだ。七倶胝仏母(しちぐていぶつぼ)とも呼ばれ、修行者や人々を守護する役割を担うこととなった。

山中の修験者の祈り

時は移り、山深い霊地に一人の修験僧が住んでいた。その名は理源大師(りげんだいし)聖宝。彼はある夜、夢で准胝観音の啓示を受ける。霊木を削り、その姿を彫り上げれば、天の加護が授けられるというのだ。聖宝は日夜木を削り、心を込めて准胝観音像を作り上げた。

ある日、醍醐天皇の后が皇子を授かるための祈願を行うことになった。聖宝は准胝観音に祈りを捧げた。「母なる観音よ、この願いを叶えたまえ。」その祈りは天に届き、やがて朱雀天皇、そして村上天皇が生まれることとなる。准胝観音の力は、子授けと安産の功徳として広く知られるようになった。

十八本の手と三つの目

准胝観音の像容は、見る者を畏怖させる。十八本の手はそれぞれ武器、数珠、蓮華を持ち、慈悲と力を表している。その中央の手は説法印と施無畏印を示し、恐れや迷いを取り除く。その三つの目は過去、現在、未来を見通す力を持ち、すべての存在を導く。

静かに佇む准胝観音の姿は、祈る者の心を癒し、希望を灯す。彼女は戦いの神でありながら、母としての愛と慈悲を抱き、人々を救う。山中の風が吹き渡る中、その神秘的な姿は今もなお語り継がれている。

 

 

 

 

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