七科三十七道品の仏陀の成仏修行法は、大きく分けて、「教え」と「法」の二種に
「法」の中心は、四神足法である。
いや、中心というより、法は、四神足法のみである。
五方法も修行法であるが、これは、四神足法の補助のようなもので、四神足法にた いし、つぎのように附随される。
四神足法 五力法以外の道品、すなわち、四念柱、四正断、 七覚支、八正道は、
「教え」である。これらの教えは、四神足法について、つぎのように附随される。
あるここに非常に重大なことがある。
それは、四神足法は、 クンダリニー・ヨーガのチャクラを開発しただけでは不十分 だということである。 チャクラを開発すると同時に、各チャクラを統合して機能させ てゆく技法が必要なのである。わたくしはいま、非常に重大、ということばを使った が、それはそれ以上、絶対に必要なポイントなのである。
それは、どういうことか?
チャクラは、チャクラを覚醒、発動させる技術によって活動を開始し、チャクラ特 有の力を発生する。 しかし、それだけでは、四神足法が目的とする神力(超常的能 力)にまでは到底、至ることが出来ない。どうしても、これらのチャクラを統合して、 さらにパワーを加圧加増して、重点的にはたらかせる技法が必要なのである。 それは、二つの技法である。
1、各チャクラが発生したエネルギーを、自由にコントロールし、かつ、自分の 必要とする場所に自在に送達させることの出来る回路を持つ。
特に、脳にたいしての回路が重要である。
2、その回路作製を可能ならしめるための神経経路を補強、さらに、新たにつく 出すこれは、特に、さきにのべた「新皮質と視床下部をつなぐ神経経路を補強す 大 る」ということにも、必要欠くべからざる技法なのである。 この二つの技法は、クンダリニー・ヨーガにはないものである。 ただし、全くないのではなく、これに類似した技法が一つある。
それは、スシュムナー管と、ピンガライダーという気道を使う法である。
ある。
クンダリニー・ヨーガというのは、だれもが体内に持つクンダリニーと名づける強 大な生命の根源力を目ざめさせて、これにより、超常的体力を獲得し、特殊な精神領 域に到達しようとするヨーガである。
クンダリニーは、脊柱の一番下部、尾骨のチャクラ (ムーラーダーラ)の部分に、 蛇が三巻き半、 とぐろを巻いたような形で眠っている。 クンダリニーというのは、 「巻かれているもの」という意味である。
クンダリニーは、そこにあるスヴァヤンブーという男根のまわりに巻きついていて、 その頭部で、スシュムナー管の入口を閉ざしている
スシュムナー管は、脊柱の中空部にある生気の通る路で、骨骨から脳の下部の延 にまで届いている。 また、スシュムナー管の内側には、ヴァジリニーとよばれる気 道があり、さらにその内側には、クモの糸のように細かいチトリニとよばれる気道が
特殊な瞑想・思念・ムドラー・マントラ詠唱などの動作によってチャクラが発動し、
クンダリニーが目ざめると、クンダリニーは噴火した火のような激しい勢いで、スシ ムナー管を上昇してゆく。 クンダリニーを Serpent fire (サーペント・ファイア、 蛇の火) と呼ぶのも、そこからきているのである。
クンダリニーの目ざめとともに、スシュムナー管の両側にあるピンガラとイダーと いう二つの気道が開き、クンダリニーのエネルギーは、この二つの気道をも、ラセン 状に上昇してゆく。 この二つの気道は、その後のクンダリニーの力を調節するはたら きをする。
クンダリニー・ヨーガの目的は、聖なるものと一体となる至高の境地を目ざすので、 スシュムナー管、ビンガライダーの両気道を上昇するクンダリニーのエネルギーは、 最終的に、サハスラーラ・チャクラにまで到達して、その目的を達するのである。 以上が、クンダリニー・ヨーガの気道の技法とされるものである。
