江戸川に
次の間で毒が薬を煎じてる」
という句があるが、これは、まさにこの因縁を持つ女性をズバリと旬にしているものと感心させ られる。この句の意味は、亭主が年中病弱で寝ている。 その家をたずねてみると、亭主の寝ている 次の部屋で、若い美しい君が、かいがいしく薬を煎じている。 しかし実際はこの美しい君が 身の亭主にとっては毒なのだ、というところから、君が薬を煎じているのを、毒が薬を、と皮肉 っているわけである。
この因縁を持つ女性を妻に持つと、その夫は年中病弱となるか、または仕事がうまくいかず、年 中失敗したり、渋滞しがちとなる。 生命力を削られるところから、運が非常に悪くなるのである。 いかに才能、手腕があろうとも、必ずなにか一つの不運につきまとわれる。 君が一心につかえれ ばつかえるほど夫の運気が悪くなるのであるからである。
よく、世間にあることだが、立派な君を持った夫が、他に女をつくり、その女より妻君のほう がはるかに色も頭もすぐれているので人が不思議があるが、これは、君のほうに、この 夫の運気を剋する因縁があるために、夫が、生命力自衛の本能から、無意識に君に反発して、そ ういう因縁のない運気のおだやかな女性を求め、逃避するためなのである。 中年になってそういう ことがよく起こるのは、もちろん、中年代で経済的に余裕ができたり、君の色が衰えてきたと いうことも理由の一つにはなるが、根本的には、若いうちは、夫のほうも生命力が強いのでより実
気翹害にも平気で耐えられているからそれほど感じないが、年をとるにつれて生命力が の場が欲しくなってくるのである。
この因縁の強いものを持つ女性が、いわゆる「後家運」とよばれるもので、色情の因縁のある夫 は、前記したように他の女性に逃避し、色情因縁のない夫は、趣味に逃避したり、仕事に没頭した 冷たい家庭となるのである。もし、生命力の弱い夫であったら、死んでしまう。 すなわち 家運とよばれるゆえんである。 女性として幸せな家庭を持とうと思ったら、まず、 まっさきに切 らねばならぬ因である。
8 夫婦障害の因縁 (阿失理沙星)
夫婦 結婚生活に障害が起きる因縁である。
なんとなくおたがいに性格が合わず、年中不満を持ち合ってゴタゴタが絶えず、冷たい家庭にな
または、おたがいに愛情は持ち合っているのだが、どちらかが気になって別居をよぎなくされ とか、仕事の関係で別れ別れに住む、シュウトなどの関係で夫婦仲がうまくいかぬ、等とに かく、愛情の有無にかかわらず、結果的に夫婦仲がうまくいかない。離婚してしまうというところ まではいかぬが、とにかく、年中その一歩手前までいってゴタゴタしているのである。
9 夫婦縁破れる因縁 (布沙也星)
この因縁を持っている人は、男女とも、必ず生別か死別をまぬがれない。生別となるか死別とな るかは、相手かたの生命力の強弱による。
10 刑獄の因縁(帝屋)
運の時に、必ず刑事事件を起こして、刑務所につながれることになる因縁である。
たいていほかの悪い因縁をあわせ持っていて、それらの悪い因縁とからみ合って起きるのがふつ である。
ごく悪い因縁がほかにあると、殺人強盗等の凶悪犯となり、軽い場合には業務上の過失、選挙違 反等で刑罪にふれる。この因縁があると、心がけのよい悪いにかかわらず、必ず罪にふれることに 先日相談に来た人でよい例があった。立派な人格者で、某大学の助教授であるが、ほんのわ ずか交際の酒をのんで帰りの車を運転し、暗がりで人をひいて重傷を負わせてしまった。飲酒運転 の罪に問われ、裁判中である。
1 目を失い、手足を断つ肉体障害の因縁(哩)
目がつぶれて失明したり、手足を断つ、というように、肉体に障害をうける因である。つまり
怪我の因縁で、自動車、汽車、電車等の事故に遭うのはみなこの因縁を持っている人である。人から 傷害をうけるのもこの因縁である。 別に、病気の因縁を持っている人は、その因縁と結びついて、 手術という形になってあらわれる場合も少なくない。
事故で手足を失う、というように出る場合のほか、神経痛、リウマチ等で手足が痛んだり足腰が 立たなくなったりする。
脳障害の因縁をあわせ持つ人は、脳いっ血、または脳軟化症などから中気になって長年寝たきり となる。
この因縁が内臓のほうにあらわれた場合、肺結核、気管支炎、息等の呼吸器疾患を病む。 幼児でこの因縁を持った子が、年中この因縁にからだを責められるため、発育不良になったり、 病質になったり、強度の神経質、夜泣きなどするようになることがある。 (幼児 少年の神経質 <カン症は、脳障害の因縁からくる場合と、この肉体障害の因縁に責められてなる場合と、二と おりあるのである)
1 横変の因縁(阿
肉体障害の因縁がさらに強くなり、悪化したもので、必ず横死、変死をする。 自殺、殺、事故 死のいずれかをまぬがれることができない。 三代以内の血縁中に、同じ因縁で亡くなった縁者を持 っている人が多いのが特徴である。
