それは、深い山奥の寺院で密かに伝えられてきた瞑想法――「水晶龍神瞑想法」と呼ばれるものであった。
だが、この瞑想は単なる心の平穏を求めるものではなかった。かの偉大な釈尊が成仏への道を示した、あの「四神足法」の核心そのものが、この瞑想法の背後に隠されていたのだ。
その特異な特徴は、瞑想自体が一種の思念の相承であるということ。修行者は、この秘法を通じて修行を進める中で、通常であれば達成不可能な境地に至らなければ受けられない、思念の相承を受けることができる。しかも、修行の最初の段階からそれが可能であり、チャクラの開発という高度な訓練に導かれるのだ。
特に、クンダリニー・ヨーガにおいて最も危険とされる脳内のチャクラの開発。それが、この瞑想法では安全かつ穏やかに進行する。修行者はこの道を辿ることで、ついには神通力を手に入れると言われていた。
だが、この法は秘中の秘。すべてを文字にすることはできない。詳細は、師である私が直接指導しなければならない段階に至る。阿含宗の瞑想道場に来れば、「王者による思念の相承」、すなわち「仏陀の思念」が授けられるのだ。修行者は私や弟子たちの指導を受け、さらに高みへと進むことができるだろう。
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瞑想の前段階として、「水晶龍神瞑想法」の準備が始まる。それは、ただ座って心を沈めるだけのものではない。天然の水晶が必要だ。清浄で穢れのない水晶を手に入れることが理想であり、寺院では私自らが浄め、龍神の霊を込めた「水晶龍神御尊像」が使われる。
水晶を手にした者は、心を澄ませ、その透明な石を凝視し続ける。しばらくすると、視界に揺らめく霧のようなモヤが現れ始める。心を乱さず、さらに集中を続けると、そのモヤの奥に龍神の姿が現れてくる。はっきりとその姿が見えるまで、心を込めて見続けなければならない。
この前段階を習得することで、修行者は初めて釈尊の成仏法、四神足法の真髄へと進むことが許されるのだ。
