金剛手院(こんごうしゅいん)
中心は、大日如来の智慧と人々をつなぐ役割を果たす金剛薩埵。

金剛手院(こんごうしゅいん)は、密教の両界曼荼羅(りょうかいまんだら)の一つである胎蔵曼荼羅(たいぞうまんだら)の中央右に位置する尊格(そんかく)です。
胎蔵曼荼羅は密教の教義や宇宙観を表現した図像であり、密教修行において重要な役割を果たしています。両界曼荼羅は、身体や心の内面を表す胎界(たいかい)と、外界や物質的な世界を表す化界(けかい)という2つの世界を統合した図像です。
金剛手院は、胎界と化界の中央右に位置しています。金剛手(こんごうしゅ)は、金剛杵(こんごうしゅ)や金剛刀(こんごうとう)などの金剛器具を持った明王(みょうおう)であり、慈悲や智慧、力強さを象徴しています。金剛手院は、金剛手を本尊として祀る場所であり、修行者が金剛手の力を得て、悪い煩悩や障害を打ち破り、成就や解脱を得るための修行を行う場所とされています。

