人間の体はじつに緻密に組み立てられた化学工場

栄養学に関する書物を読むたびに、、人間の体はじつに緻密に組み立てられた化学工場だということでです。

 それは、良質の材料(食物)をあたえてやれば良質の製品(心・体)をつくり出すし、粗雑な材料をあたえてやれば、お粗末な製品しかつくらない。万に一つも違わない。

  「あなたは、あなたが食べたもの、そのものである」と著名な栄養学者、ロジャー・J・ウィリアムズ博士はいう。

 ウィリアムズ博士は、パントテン酸の発見者であり、葉酸の先駆的研究者で、栄養学界のノーベル賞ともいうべき、ミードージョンソン賞の受賞者である。 博士はいうのである。

 私たちの体の中には、私たちが食べたもの以外のものから作られるものは何一つ存在しないということは、学問的に真実です。私たちの体は細部にいたるまですべて、顕微

鏡でしか見えない構造や、顕微鏡でも見えないほど小さな構造でさえ、食物として口から摂り入れた材料を用いて作られなければなりません。体は、食べた食物の質しだいで良くも悪くも作られます。

 人間と同じように、動物の発育状態や活力、健康、敏捷性、魅力は、彼らが受けとる栄養しだいです。賞を取った猫や犬は充分に栄養を与えられており、普通に牧草を食べて飼育された牛は入賞しそうもないということは、偶然ではありません。

 人間も、ふつうの栄養をとっていたのでは、どんな賞にも入賞できそうもないのである。

それどころか、悪い栄養をとっていたら、もっと悲惨なことになる。

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