キヤノンから、エントリー向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X10」が登場。ラインアップとして、ボディ単体に加え、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」が付属する「EF-S18-55 IS STM レンズキット」、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」と「EF-S55-250mm 1:4-5.6 IS STM」が付属する「ダブルズームキット」を用意する。
なお、ボディカラーはブラック、ホワイト、シルバーの3色を用意するが、ホワイトモデルとシルバーモデルは、「EF-S18-55 IS STM レンズキット」のみの販売となる。また、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」(シルバー、ホワイト)の単品販売はしないという。
「EOS Kiss X10」は、「EOS Kiss X9」(2017年7月発売)の後継モデルと位置づける機種。可動式液晶モニター搭載のデジタル一眼レフカメラで世界最軽量(2019年4月9日現在、同社調べ)という、重量約449g(ブラック/シルバー。バッテリー、カードを含む)の小型ボディを実現し、「エントリーユーザーでも簡単に撮影を楽しめる」という。
だが、今回のGR IIIでは画素数がアップしたこともあってか、1/1.7型センサーを採用する「GR DIGITAL IV」以来、APS-Cセンサーを採用する機種では初めて、センサーシフト式の手ブレ補正機構”SR(Shake Reduction)”が搭載された。3軸方向の補正に対応し、シャッター速度4段分の補正効果が期待できるのである。特に、光量の関係でシャッター速度が遅くなりがちな室内や夕景・夜景撮影といったシーンで活躍してくれるだろう。
昼間でも薄暗い古い日本家屋で、囲炉裏に吊り下げられた鉄瓶を撮影。ISO1600まで感度を上げても、得られたシャッター速度は1/15秒以下。だが、手ブレ補正機構”SR(Shake Reduction)”によって、シャープに写し止めることができた/リコー GR III 絞り優先オート F2.8 1/13秒 WB:オート ISO1600
ゆっくりと回転する水車の動きを、低速シャッターで表現(動体ブレ)したいと思った。通常、日中の明るさだとあまり低速に設定できないが、NDフィルターと手ブレ補正機構”SR(Shake Reduction)”の組み合わせにより、思い通りの低速シャッター表現が実現できた/リコー GR III シャッター優先オート F6.3 1/2秒 -0.3補正 WB:オート ISO100
鮮やかな青空に、白いハクモクレンの花が映える。こういった細かい絵柄では、どうしても細部の描写が気になってくる。こういった被写体でも、GR IIIに搭載される新規構成のGRレンズは、画面の隅々までシャープかつクリアに描写してくれた/リコー GR III 絞り優先オート F8 1/640秒 WB:オート ISO200
お稲荷さんの祠に取り付けられた鈴に注目しながら、F2.8の開放で背景をぼかす。ピントを合わせた鈴の質感描写が見事! また、適度にぼけた背景の描写もクセがなくて好印象である/リコー GR III 絞り優先オート F2.8 1/30秒 WB:オート ISO200
画面内に、眩しい太陽をアクセントとして取り入れる。かなり厳しい逆光条件になるが、ゴーストやフレアが目立たずクリアな描写が得られた/リコー GR III 絞り優先オート F8 1/500秒 WB:オート ISO200