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イヤホン アップル「AirPods Pro」とソニー「WF-1000XM4」を徹底比較。どちらを買うべき?

ついにというべきか、ソニーから完全ワイヤレスイヤホンの新たなフラグシップ「WF-1000XM4」が発表された。前モデル「WF-1000XM3」との比較を交えながら、アップル「AirPods Pro」のレビュー記事を書いたのが1年半以上前のこと。光陰矢のごとし、この1年半で様々な新製品が登場し、ノイキャン完全ワイヤレスはもはや当たり前になり、音質が良いモデルも多数登場している。そしてこの間、空間オーディオへの対応など、AirPods Proの機能強化もいくつか行われた。

 

もちろんほかの選択肢も多くあるが、それでも「アップル対ソニー」という構図にときめく方は多いはず。価格もほぼ同程度のため、どちらを買うか悩んでいる方も多そうだ。本稿では様々なポイントから、AirPods ProとWF-1000XM4を比較していこう。

左:ソニー「WF-1000XM4」¥OPEN(予想実売価格33,000円前後) 右:アップル「AirPods Pro」¥30,580(税込)

装着感

改めて言う必要もないかもしれないが、AirPods Proの装着感は、非常に良い。ノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンとしては浅めの着け心地で、パッシブのノイズ遮断を考えていなさそうなイヤーピースなのだが、とにかくすんなり装着でき、長時間着けていても疲れにくい。

この、とにかく脱着しやすく、着けていても疲れにくいという点が、AirPods Proのとても大きな特徴だ。一日に何度も着け外しするものだから、少しでもストレスがあると、使うのが嫌になってしまう。

WF-1000XM4も、このあたりの装着のしやすさ、外しやすさを相当研究したと思われる。イヤーピースは新開発の “ノイズアイソレーションイヤーピース” を採用し、「高い遮音性と安定性、スムーズなつけやすさを兼備する」と説明している。

ソニー「WF-1000XM4」に付属する“ノイズアイソレーションイヤーピース”

実際にはどうか。たしかにパッシブの遮音性はAirPods Proよりはるかに上だ。だが、耳に乗せるように着けられるAirPods Proとは異なり、WF-1000XM4では、グッと耳に押し込む動作が欠かせない。そしてこの際、「キュッ」と、イヤーピースから空気の洩れる音が聞こえる。耳の形状によっても異なるだろうが、私の場合、少し本体を後ろに捻りながら押し込むと、装着の安定性が増した。一方、外す際の引っかかりは少なく、すっと外せる。

ただ、取り外しやすいのはよいのだが、WF-1000XM4を着け、大きく口を開けて話すと、顎の動きで少しずつイヤホンが浮き、落ちそうになることがあった。

本体の大きさや重さといった部分についても、AirPods Proの方がはるかに小さく、軽い。WF-1000XM4は、あの大きかったWF-1000XM3に比べると、確かにぐっと小さくなった。だが、AirPods Proとの比較では分が悪い。

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