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ヨーグルトメーカー

ヨーグルトメーカーの決定版!? 人気の理由は“欲しい機能が全部入り”だから

「IYM-012」は、「牛乳パックのままで調理OK」「1℃刻みの温度調整機能付き」「タイマー機能付き(1~48時間)」「最高温度が65℃と高め」という特徴を持ったヨーグルトメーカー。1つひとつの機能は特殊なものではありませんが、このすべてがそろったヨーグルトメーカーはこれまでなかったように思います。また、「1℃刻みの温度設定機能付き」「タイマー機能付き」のヨーグルトメーカーは価格が高くなりがちなのですが、2017年3月10日現在の「IYM-012」の価格.comにおける最安価格は4,130円(現在入荷待ち状態)。手ごろな価格も、支持を集めている一因でしょう。ただ、品薄状態が続いているためか、一時は市場想定価格の6,900円より高い販売価格をつけている店舗もあったほど人気なので、購入を考えている方は、こまめな価格チェックが必須です。

本体のサイズは147(幅)×147(奥行)×280(高さ)mmで、重量は570g。電源コードの長さは1.3mで、消費電力は30Wです

1L、500mlどちらの牛乳パックでもヨーグルトが作れます

1L、500mlどちらの牛乳パックでもヨーグルトが作れます

調理容器(容量800ml)、ヨーグルトの水切りに使用するカップ、牛乳パック用キャップ、スプーン、レシピブックなど、付属品も充実しています

1℃刻みで温度調整できるから、R-1ヨーグルトも作れる?

さっそく、牛乳パックごとヨーグルトを作ってみましょう。せっかくなので、一般的なヨーグルトよりやや高めの温度での保温が必要となるR-1ヨーグルトを作ってみたいと思います。市販のR-1ヨーグルトは一般的なヨーグルトよりも高価ですが、自分で作れればコスパもよくなりますし、いろんなアレンジで食べられます。

R-1 ヨーグルトに使用されている「R-1菌(乳酸菌1073R-1)」が生産する「EPS(多糖体)」は免疫力を高めると言われていて、腸内環境の改善のほか、インフルエンザや花粉症などの予防にも効果が期待できるそうです。

R-1ヨーグルトの作り方についてインターネットで調べてみると、R-1菌の培養に最適と言われている温度は、一般的なヨーグルトよりも高い43℃。これは温度を40℃にしか設定できないようなヨーグルトメーカーでは難しいですが、「IYM-012」は1℃単位の温度調整が可能なので、余裕です。材料は、スターターとなるR-1ヨーグルト、牛乳、砂糖です。

スターターは、牛乳と混ぜやすいドリンクタイプを用意。牛乳は、「無脂乳固形分が9.7%で乳脂肪分が3.05%」のものがよいという情報を得たものの手に入らなかったので、成分無調整のものを使用。砂糖は菌が培養する際の「エサ」の役割となるのだそう

作り方自体は通常のヨーグルトと同様。常温~40℃程度に温めた牛乳に、牛乳の10分の1程度の量のスターターと砂糖30gを入れてよく混ぜます。なお、この時使用するスプーンなどは、使用前に熱湯消毒しておきましょう。

牛乳パック満杯に作る場合でも、スターターを入れる分の牛乳を少しだけ減らしてからスターターを加えます

牛乳パック満杯に作る場合でも、スターターを入れる分の牛乳を減らしてからスターターを加えます

スターターを加えたり中身を混ぜる時は、牛乳パックの口に手が触れないように気をつけましょう

スターターを加えたり中身を混ぜる時は、牛乳パックの口に手が触れないように気をつけましょう

これを「IYM-012」にセットしたら、牛乳パックの口にキャップをして43℃で12時間保温します。ちなみに、付属のキャップは「かぶせているだけ」という感じで気がついたら外れていることも多い(特に500mlのパックで作る時)ので、しっかり口を閉めたい場合は、別途クリップなどを用意したほうがよさそうです。

500mlのパックの口には付属のキャップがフィットしないようです。いつも外れていました

500mlのパックの口には付属のキャップがフィットしないようです。いつも外れていました

温度と時間は、初期設定では40℃で8時間にセットされています

温度と時間は、初期設定では40℃で8時間にセットされています

12時間後、保温が終了しました。この時、終了のアラームは鳴らないので、スマートフォンでアラームを設定しておくと安心。すぐに冷蔵庫に入れて5時間ほど冷やしたものを、市販のR-1ヨーグルトと比べてみました。市販のもの同様にしっかりと固まっていますが、味は市販のものよりやや酸味が強く仕上がりました。砂糖を入れているため、ほんのり甘みがあるので、そのままでもおいしく食べられます。菌の培養に関しては成功か失敗かを確かめるすべは筆者にはないものの、満足のいく結果でした。

見た目や味だけではR-1菌が培養されているかは確認できませんが、成功?

見た目や味だけではR-1菌が培養されているかは確認できませんが、成功?

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牛乳パックのまま作れるのは確かに手軽だけど、いいことばかりではないかも

実際にヨーグルトを作ってみて、牛乳パックのまま調理できるヨーグルトメーカーは手間がなくより衛生的に調理ができるという利点があるいっぽうで、ちょっと不便なこともあるなと感じました。具体的には、容器が深いため中身が取り出しにくいこと。また、付属の容器も牛乳パックと同様に口が狭く深さのある形状になるということです。

取り出しにくい件については、筆者の場合はスプーンが届かない部分はあまり深追いせず、牛乳パックに水と甘味料を加えてシェイクし、ヨーグルトドリンク状態にして飲むことで解決しています。また、500mlのパックで作ることで、コストパフォーマンスはちょっとだけ悪くなりますが、取り出しにくいという不満は軽減できます。

付属のスプーンは柄の長いものですが、それでも1Lの牛乳パックほど底の深さがあると、底の角にあるヨーグルトは取れず、手も汚れてしまいます

また、「IYM-012」には水切りヨーグルトを作るためのカップが付属しますが、そのカップと専用の調理容器をセットすると、25cmほどの高さになるため、ひとり暮らし用など小さめの冷蔵庫には収まりにくいです。また、水切りカップは調理容器の口のサイズに合わせているため容量が少なく、作ったヨーグルトをまとめて水切りヨーグルトにするのは難しいかもしれません。別途、ざるとボウルなどを使用したほうが効率はよさそうです。

水切りカップに入るヨーグルトの量は300g程度。1Lの牛乳パックで作った場合は3分の1も入らない……

水切りカップに入るヨーグルトの量は300g程度。1Lの牛乳パックで作った場合は3分の1も入らない……

水切りカップをセットすると、容器に高さが出るので、ひとり暮らし用の冷蔵庫ではおさまりにくいかも?

水切りカップをセットすると、容器に高さが出るので、ひとり暮らし用の冷蔵庫ではおさまりにくいかも?

60℃~65℃の温度設定は料理に大活躍

最後に触れておきたいのが、「IYM-012」はヨーグルト以外を作るのにも重宝するということ。最高温度が65℃と高めなので、肉料理の低温調理や、温泉卵作りにも活用できます。付属のレシピブックには、61℃以上の温度で調理するレシピは掲載されていないのですが、インターネットで見たレシピをもとに調理してみました。

甘酒(60℃で5時間ほど)

「飲む点滴」と呼ばれる栄養満点の甘酒だって簡単です。お湯にごはんと乾燥米糀を加えて混ぜ、60℃で保温するのみ。7~8時間ほど保温すると書いてあるレシピが多いですが、それだと甘みがかなり強くなるので、甘すぎないほうが好みの場合は、5時間程度で切り上げるのがいいと思います。

専用容器は口が狭く深さがあるため、ごはんと乾燥米糀をまんべんなく混ぜるのがやや難しいです。口の広い容器で混ぜ合わせてから入れ替えたほうがスムーズかも

できれば1時間おきにかき混ぜつつ、5時間ほど保温すると、とろっとろのおいしい甘酒ができあがり
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できれば1時間おきにかき混ぜつつ、5時間ほど保温すると、とろっとろのおいしい甘酒ができあがり

甘酒はヨーグルトにかけて食べてもおいしいです

甘酒はヨーグルトにかけて食べてもおいしいです

鶏ハム(63℃で3時間ほど)

耐熱袋に入れた状態でお湯に浸けてじっくり熱を通すのが一般的な方法ですが、温度の管理が難しく、かといって生煮えを恐れて温度を高めで加熱してしまうと仕上がりが硬くなりやすい鶏ハム。ヨーグルトメーカーなら温度管理が簡単なので、拍子抜けするほど簡単に、ふわっふわの触感にできました。

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